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74シリーズ再び


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通販で部品買っていると「あとちょっとで送料無料」や「どうせ送料払うなら」などでつい余計なもの買ってしまうんですよね。というわけで今回はμPD7807のついででうちに来ることになった石たちです。


まずはTIのSN74L71N、1972年34週の製造です。

パッケージの両端が切断したようになっているのはまさか多数並べた状態で成型しているのでしょうか。あまりメリットが思いつかないのですが。

以前にも書いたように74Lというのがかなりレアですが、71というのもあまり見かけないファンクションです。プリセットとクリアのついたRSフリップフロップなのですが、RとSの入力にそれぞれ3入力ANDが付いているというもの。ピン数の関係で2個入りではありません。


裏には「PL71」とありました。L71はやはりSN74L71からでしょうか。

そういえば製造国表示がどこにも無いですね。

お次はセラミックのもの。

富士通のMB74S04、製造は1985年の4週です。

日本メーカのセラミックはあまり見かけませんね。


これも裏側に長方形の窪みがありました。意外に一般的なものなのかもしれません。

最後は型番のわかりにくいもの。

三菱のM53204P、「84」が製造年でしょうか。

ショップによると7404とのことですが、一応確認しておきます。この手の74シリーズTTLの独自型番を調べるなら『世界TTL/IC規格互換表』ということで7404の項を見ると確かに載っています。

どうやら2桁の74xxはM532xxに対応するようです。脈絡の無い富士通などと比べるとまだマシですね。3桁のものではM53xxxとM74xxxが混在しています。


裏側には「JAPAN」の刻印がありました。

参考文献・関連図書: 
SN54L71データシート, Texas Instruments.
加藤剛正(1983)『世界TTL/IC規格互換表』万世出版.

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