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uPD7800Gボード


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後から注文した方のプリント基板が先に到着しました。


これが小さな箱に入った状態で届きました。

頼んだ5枚がまとめて真空パックされているみたいです。


部品搭載前の表側です。

J1,J2はいつものEMILY Boardのコネクタ、位置も一緒です。これPCBエディタ上では干渉していると指摘されていたのですが、これまで現物で問題なかったので強行しました。

X1はSG-8002DC、標準のフットプリントは4ピンですがソケットの入手が難しいので8ピンのフットプリントに変更しています。


同じく裏側です。

太い電源ラインと、QUIPと上下のコネクタを接続しているのが手配線した分、残りが自動配線で引いたものです。

QUIPのフットプリントは新たに作成したものなのでまずソケットを載せてみて確認しました。実寸プリントで事前確認しているとはいえ、現物がOKになるとホッとしますね。

良さそうなので部品を実装していきます。U11~U13, U21~U23は何かあった時のため予備なので未実装、J3,J5もI/O引き出し用なのでとりあえずはそのままにしておきます。

SG-8002DCはほぼ上限の2.2MHzに設定しました。

最後にμPD7800Gをソケットに入れるのですが、これが実は大変でした。

山一のZIFソケットは穴が小さいうえに途中に引っ掛かりがあるらしくピンがまっすぐでないとなかなか入っていきません。

一方QUIPのピンはDIPのように根元の太い部分がなく下手に触るとすぐに変形してしまいます。「ピンそろった」のような道具も使えずピンの曲がりを1本ずつ修正していかなくてはなりません。しかも太い部分がないということは折れるときは根元から折れるリスクが高いと思われるので緊張します。

固いのかなと力を入れると実は引っ掛かっていてピンが変形してしまったり、折れる前に入るだろうかと心配になってきます。

それでも何とか挿入できました。

これ余程のことがない限り抜くべきではないですね。静電気その他より抜き差しに伴うピン折れリスクの方が高いでしょう。


左上の24C64が未実装になっていますが一応の完成です。

ソフトウェアの方は当然Universal Monitorを移植します。前にも書いた通りμPD7800とμPD7810では基本的(RETなど)の命令コードが異なっているのでそのままでは動作しません。

  • CPUの指定をCPU 7800に変更
  • SLL A/SLR ASHAL/SHARに変更
  • BレジスタのシフトができないのでRDHEXルーチンの該当箇所を書き換え(メモリにおいてRLDの方が良かったかも)
  • MMレジスタの初期化を削除
  • 存在しないEAレジスタ関連(退避・復帰・表示など)を削除
  • SOFTIでスタックに積まれるPCが異なるようで補正を変更

上記変更でアセンブルも通り、実機でもすんなり動作しました。

最後に回路図を載せておきます。

D0D7D8D15が変に接続されているのは回路図の使いまわしを考慮したためです。あまり気にしないで
参考文献・関連図書: 
”1983/1984 Microcomputer Catalog”, NEC Electronics.

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