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Tandy 200 (起動編)


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このTandy 200も動作しそうだったので電源を入れてみました。ACアダプタは無いのでEneloopで試してみます。

Tandy 200 起動画面
何の問題も無くあっさり起動しました。これが起動画面、PC-8201とよく似ています。

当然RTCはリセットされていますが、PC-8201では初期値は発売年だったのに対しこちらは1900年になっていますね。この時代のパソコンでは時刻は年月日時分秒で管理されていることが多くUNIX Epochは関係ありません。

この起動画面はメニュー(ファイラーと言ったほうが良いかもしれません)になっていて、プログラムを選んで起動するか、データファイルを選んで開くこともできます。
この写真は電源投入直後なのでユーザのファイルは存在せず、内蔵プログラムだけです。

プログラム名 説明
BASIC BASIC言語のインタプリタです。当時のパソコンでは当たり前のものです。
TEXT 簡易ワードプロセッサです。これはPC-8201にもありました。
TELCOM 通信ソフト(ターミナル)です。これもPC-8201にありました。
ADDRESS アドレス帳ソフトウェアと思われます。
SCHEDL スケジュール管理ソフトウェアと思われます。
MSPLAN Microsoft Multiplan、表計算ソフトです。

BASIC画面
BASICを起動してみたところです。
画面には余裕があるのに「Copr.」と省略形になっていたりシンプルなメッセージになっています。

TEXT ファイル名入力画面
TEXTを起動するとファイル名入力画面になります。
ここで入力したファイルが存在すればそれが開かれ、無ければ作成されます。拡張子には「.DO」が付きますが何の略かは不明です。

TEXT 編集画面
ファイル名を入力すると編集画面に移行します。適当に1行入力してみました。
狭い画面に配慮してか全画面が編集領域になっています。ファンクションキーのガイドはおろか、編集中のファイル名すら表示されません。
編集が完了したらF8を押せばメニュー画面に戻ることができます。保存するか聞かれませんが勝手に保存されるようです。

TELCOM画面
TELCOMを起動してみたところです。
「37I1ENN,O」が通信条件でしょうか。「7」=7bit、「1」=Stop bit 1、「E」=偶数パリティかなと想像してみますが、実際のところはどうでしょう?
F4を押して「Term」コマンドを入力するとターミナルモードに移行します。

ADDRESS エラー画面
ADDRESSを起動したところファイル「ADRS.DO」が無いと怒られてしまいました。拡張子「.DO」から考えてTEXTでファイルを作っておけばよいだろうと思うのですが、何をどんな形式で書けばよいのかさっぱりわからないのでお手上げです。

SCHEDL エラー画面
SCHEDLも同様に「NOTE.DO」が無いとエラーになってしまいました。

Multiplan ファイル名入力画面
最後にMSPLAN (Multiplan)を起動してみました。他が非常にシンプルな画面なのに対し、名称やらバージョンやら著作権表示等表示されます。
TEXT同様、ファイル名を入力することで既存ファイルを開くか新規作成ができます。拡張子は「.CO」になります。

Multiplanと聞くとMS-DOSのVersion 2.11あたりでPC-9801上で動作するのがかすかに記憶に残っていますが、8ビットパソコンで動作するのもあったんですね。

Multiplan画面
ファイル名を入力して編集画面に映ったところです。
横軸の座標がA,B,C,...ではなく1, 2, 3,...になっているのが珍しいです。式等で参照するとき横と縦の区切りはどう記述するんだろうか?


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