2022-06-22 15:02 — asano
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またちょっとレアなパッケージのマイコンを入手しました。
NECのμPD78CG14E、μPD78C10のピギーバックタイプです。
μPD78C1xシリーズの開発用で、他にUV-EPROMまたはOTP ROM内蔵のμPD78CP14というのも存在します。OTP ROMのは少量生産用ですね。
マスクROM品のROM容量は4kB/8kB/16kBですが、このμPD78CG14Eに載せるROMはなぜか27C256相当品と指定されています。A14に対応するピン27はVSS固定になっていますから前半16kB分しか使えません。
μPD78CP14の方はアダプタを使用することで汎用の27C256用ライタで書き込めるようなのでそれに合わせているのかもしれません。
1989年の日本製です。
中央のフタは金属製ではなくセラミックのようです。ROMソケットの関係で大きさがギリギリだったためでしょうか。フタの部分はランドも小さくなっています。
ピギーバックのパッケージは幅の広いものが多いですが、これは特に広いですね。
下面はQUIPでした。これなら幅が広いのも納得です。
ちょっと不思議なのは内側に並んでいる穴、これは一体何のためにあいているのでしょう?
さて、このピン構造ならソケットはZIFタイプでなくても問題なさそうですね。万一ピンを折っても(汚くなりますが)リカバーできそうですし。
参考文献・関連図書:
μPD78C1x/C1xA/CG14/CP14データシート, NEC Electronics.
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