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シリアルマウス


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これは3ボタンのシリアルマウスです。

シリアルマウス
大昔(おそらく386bsdの時代)に使っていたと思われるマウスです。もしかすると小型PCでも使用していたかもしれません。

シリアルコネクタ
今ではPS/2マウスですら絶滅危惧種ですが、そのさらに前に使われていたシリアルマウス、その名の通りシリアルポートに接続して使用します。このコネクタはモールドでいかにも安物といった感じです。

3ボタンマウス
珍しい3ボタンマウスです。
「珍しい」の意味は今ではホイールが無いということですが、当時は真ん中のボタンがあるということでした。

個人的にはWindowsで使うのならホイールマウスが良いですが、X Window Systemで使うのならこのホイール無し3ボタンマウスがいいですね。ホイールを中央ボタンの代わりにすると押そうとしたときについ回してしまいます。
というわけで今でも3ボタンマウスは使用しています、さすがにシリアルではなくPS/2ですが。

マウス裏側
ボールのマウスも珍しいですね。汚い机で使っていると中にゴミが溜まって動きが悪くなるので定期的な清掃が欠かせません。ボールの周りのリングを回せばボールを取り出すことができます。

右上の「MS AM」/「PC AT」の切替スイッチはプロトコルの切替です。シリアルマウスのプロトコルは何種類もあるので複数に対応したものにはこのような切替スイッチがありました。ただ非常にわかりにくく、結局は試行錯誤して動く組み合わせを探ってみることが多かったですね。

マウス 内部
いつものように中を開けてみます。

上部には各ボタンに対応するマイクロスイッチがいいます。
その下のHT6513Bはデータシートが見つかりました。そのものズバリHT6513 Mouse Controllerだそうです。
右側にはRTC用の32.768kHzの水晶が見えます。左側は裏に見えていた切替スイッチです。
中央にはボールがあります。ボールの左上には縦方向の動きを検知するロータリーエンコーダ、右上のは横方向のものです。


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