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NS32016ボード(ハードウェア編)


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約半年ぶりにマイコンボードを作ってみました。


今度のはNS32016のボードです。もちろんEMILY Boardを使っています。

8ビットバスのNS32008を使った方が配線が少し楽になりますが、こちらは入手しずらいのと、NS32016はいくつも持っているからです。


NS32016はマルチプレクスバスなのでアドレスラッチ回路部分が配線済みのボードを使用しました。以前NSC800に使ったのは8ビット分のラッチですが、16ビットバス用のものも作っていました。

メインはもちろんNS32016D-10、10MHz品です。

アドレスラッチはSN74ALS574Nを使いました。本当は573を使った方がタイミング的には若干有利ですがラッチ信号を反転しないといけないので574を使っています。

右下のNS32C201N-10はTCU(Timing Control Unit)という、8080での8224と8228を一体にしたようなものです。2相クロックの生成し、リセット信号をクロックに同期させ、ウェイトコントローラの機能もあります。

クロック発振器は手近にあったSG-8002DC(5MHz設定)を載せているのでCPUクロックは半分の2.5MHzになります。


裏面はこうなっています。

実はNS32016を180°回せば配線楽だったんですが、向き揃ってないと何か嫌なので......

あとTCUの位置もあまり良くなかったような。

まぁ手配線なら配置を失敗しても何とかなってしまいます。

さて、いつもならハードウェア編はこれで終わりで次はソフトウェア編なのですが......

マイコンボードってプログラムが正しく走っていることが確認できるまではいろいろと不安なんですよね。このNS32000ファミリは悪い噂を聞いていたので特に心配でした。そこで一歩ずつ確認しながら進めていきました。

ということで次回は作ったばかりのマイコンボードをどうやって動かしているか、このNS32016ボードを例に書いてみたいと思います。

参考文献・関連図書: 
NS32201-6/NS32201-8/NS32201-10データシート, National Semiconductor.
NS32016-10データシート, National Semiconductor.

Comments

NS32kの製作例は少なく、日本語だと大昔にI/O誌に掲載されていたくらいしか知りませんでしたが、最近作られた方がおられたのですね。
基板に空きエリアがあり現物もあるのでNS32081 FPUは後で追加したいと思っていました。
NS32082 MMUもありますが場所がありません。必要な信号はCPUとほぼ一緒なので気が向いたらCPUソケットにゲタ対応するかもしれません。

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