2016-05-20 23:12 — asano
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この2N3055はまだ現行品ですが、TO-3パッケージが珍しくなってきているので載せておきます。
左のは東芝製ですが、右のはどこ製でしょうか。昔から実験用安定化電源では定番とも言えるトランジスタです。メーカー製の電源でも使われているのを見たことがありますし、秋月電子のキットにも使われていました。秋月のはもともとこの2N3055だったのが一度パワーMOS FETになって、その後2N3055タイプが復活し、今は2SC5200に変更になっているようです。
アマチュアでも入手性が良くて、価格も安い、電流も最大で15A、最大損失100W以上と電源には使いやすい石だったのです。ヒートシンクへの取り付けはちょっと面倒ですが。
これが裏側。トランジスタなのに足が2本しかないのと疑問に思うかもしれませんが、ケースが端子の一つ(コレクタ)になっています。ですから常に絶縁の必要性を考えていないといけません。
ここからは余談ですが、作業中に床に落とした場合は速やかに拾うべきでしょう。落とすとかなり高い確率で画鋲のように足が上を向きます。私は踏んだことはありませんが、太くて(直径1mmあります)先が丸いので・・・、想像したくも無い。
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