2017-03-24 22:43 — asano
昨日のフライスマシンで使用していた刃物もたくさん出てきました。これはその一部です。
これは普通のドリル(径は6.0mm)です。これはもちろん軸方向(写真では左方向)に進めて使用します。
昨日のマシンは上下移動をレバーで行なうようにすることもでき、その場合はボール盤として使用できます。
本物のボール盤のテーブルは主軸の下に穴がありますが、これには無いので注意して使わないとテーブルに穴を開けてしまう恐れがあります。私はワークの下に適当な板等を敷いて作業することが多かったですね。
これは日立ツール製の2枚刃のエンドミル、径は6.0mmのものです。
ドリルのように軸方向(写真左)に進めて穴を開けることも可能(得意ではありません)ですが、主に横方向に進めて溝を掘るために使用します。その時に溝の底が平らになるよう先端は尖っていません。単なる1本の溝だけではなく、2方向に進めることにより四角の窪み(角には当然径に応じたRがつきます)を掘ることもできます。
私は持っていませんが、底が球面になるボールエンドミルというものもあります。
これは神戸製鋼製の4枚刃のエンドミル、径は4.0mmです。
2枚刃のものは軸方向にも進められましたが、これは中心部分に刃が無いため横方向に進めることしかできません。中心にドリルで下穴を開けておくなどの対処が必要になります。
ドリルは先端の径とシャンク(軸)の径は同じものが多いですが、エンドミルのシャンクは6mmとか特定の径になっています。ドリルチャックは任意の径のドリルを掴むことができますが、エンドミルによく使われるコレットチャックは径毎に専用のものが必要になるためです。
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