2017-04-14 22:26 — asano
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以前紹介したMR122Tの姉妹機種も出てきました。
アライドテレシスのMR125 IEEE802.3 Micro Repeaterです。
これはほぼ新品同様の状態で出てきました。
MR122Tが10BASE-2と10BASE-Tのポートを持ったいわば変換器だったのに対し、このMR125は10BASE-2のポートが2つです。
何のためにあるのかというと2つのネットワークの接続です。これにはいくつかの理由があります。
- 10BASE-2のケーブル長は最大185m (10BASE-2の「2」はこれが約200mだから)に制限されています。リピータで中継することによりさらに伸ばすことが可能になります。
- 10BASE-2のケーブルは一筆書きにする必要がありますが、リピータをケーブルの途中に入れることにより分岐を作ることが可能になります。
- 10BASE-2のケーブルは両端にターミネータが付いた状態でないと通信できません。ターミネータは単に反射を防ぐだけではなく衝突検知のための電位を決めているためで、ターミネータが1つだと常に衝突状態と検知されてしまいます。ネットワークを分割することで影響の及ぶ範囲を小さくすることができます。
これはスイッチではなく全てを中継するので衝突の抑制にはなりません。
背面には10BASE-2のコネクタが2つと電源のインレットがあります。
10BASE-2はMR122Tと同様、ターミネータ内蔵(もちろんスイッチで切り離すことも可能)です。
電源もありがたいことに内蔵していて、ACを直接入力できます。
以前のMR122Tと今回のMR125以外にも種類があるので一覧にしてみました。
機種 | PORT 1 | PORT 2 | 備考 |
---|---|---|---|
MR121T | 10BASE-5 | 10BASE-T | |
MR122T | 10BASE-2 | 10BASE-T | |
MR123 | 10BASE-5 | 10BASE-5 | |
MR124 | 10BASE-5 | 10BASE-2 | |
MR125 | 10BASE-2 | 10BASE-2 | 本項 |
MR126F | 10BASE-5 | 10BASE-FL | 10BASE-FLは光ファイバ |
MR127F | 10BASE-2 | 10BASE-FL | 10BASE-FLは光ファイバ |
MR128FT | 10BASE-T | 10BASE-FL | 10BASE-FLは光ファイバ |
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