2017-07-01 21:46 — asano
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今回のものは今でも日常的に使っているものです。
そろそろ掘り尽くした感が強くなってきているので、新たなパターンを試していこうと思っています。
これは普段使いしているテスターですね。秋月電子で安売りされていたもの、今も売っていると思います。
安物ですがよく使う機能はほぼ付いているので、いつも机の上に出したままにしていますね。ちょっと電圧を測りたいといった時にすぐに使えるようにです。
本格的に測ろうというときは他のテスター(そのうち紹介しますね)を出してきます。
ちょっと不便なのは導通ブザーが無いこと、hFEなんかよりよく使うと思うんですけど...
とりあえず裏ブタを開けてみました。電池交換はこの状態で行ないます。
上部にはコントローラのIC1がCOB (Chip On Board)実装されていますが、パターンはQFPの実装にも対応できるようになっています。LCDはちょうどこの裏ですね。
基板中央部をよく見るとうっすらと同心円状のパターンが透けていますね。ロータリースイッチの接点を構成しているパターンです。本数が多いのは単にICにポジションを伝えるだけではなく、アナログ回路の(主に抵抗の)定数を切り替える必要があるためです。
周囲に並んでいる青い抵抗は金属皮膜抵抗と呼ばれるもので、誤差・温度係数に優れています。安いとはいえ、このあたりは一応配慮されているようです。
左下には10Aレンジ用の抵抗が見えます。
その抵抗をよく見るとニッパで挟んだような深い傷があります。
作業ミス? それとも抵抗値を調整するためにわざと?
基板には大きな抵抗のシンボルが書かれています。他はみな新しい長方形の記号になっていますが、これだけは昔ながらのジグザグ記号ですね。
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