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ASUSTeK P/I-P55TP4N


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昔使っていたマザーボードが出てきました。ちょっとしたエピソードがあるので今回はこれを選んでみます。

ASUS P/I-P55TP4N
ASUSのP/I-P55TP4N、Pentium時代のごく普通のマザーボードですね。フォームファクタはまだATです。

COM×2, LPT×1, FDD, IDE×2にPS/2マウスポートも載っています。メモリも72ピンSIMM×4とこれも普通です。この頃のRAMはEDOと呼ばれるタイプだったかな。

基板右上に4つ並んでいるのはPipeline Burst SRAMと呼ばれたものでキャッシュメモリです。その下のスロットはキャッシュのアップグレード用、挿すとボード上のキャッシュは無効化されたと思います。

拡張スロットはPCI×4 + ISA×3で、1つが共有ですね。私はISAのボードを後生大事に使っていたのでISAスロットが多く残されているボードはありがたかったものです。
スロットの右側にはIntelのチップセット、SB82437FX66とSB82371FBがいます。

山洋ファン
CPUファンには山洋のものが付いていました。これは当時の高級品です。冷却能力はどのファンでもそれほど問題にはならなかったと思いますが、これは耐久性が抜群なので選んだのです。その頃から24時間運転が前提だったので。
取り付けは金属のフックをソケットにかけるだけです。

UV-EPROM
ラベルも貼っていないUV-EPROM HN27C101AG-10はちょっと場違いな感じですが、これは元から載っていたものではありません。

元のはFlash EPROMだったのですが、実はBIOSアップデートに失敗して起動不能にしてしまったのです。自分で書き込めるのはUV-EPROMだけだったので、それに載せ替えたのです。

UV-EPROMもこのような1Mbit品は書けないのでアダプタを作って無理やり書き込んだはずです。
27C101は電気的には27C128にアドレスが3ビット増えているだけで、パッケージは27128の28ピンから32ピンに増えています。そこでピン変換するアダプタを作り不足するアドレスはスイッチで与えます。それを使って27128に書けるライタで8回に分けて書き込んだと記憶しています。

起動時にFlashに設定情報の一部を書き込むらしくエラーが表示されましたが、とりあえず立ち上がるようになったのでしばらくそのまま使っていましたね。

Pentium
ファン(とヒートシンク)を外したところPentium 133MHz版(A80502133)が載ったままでした。


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