2017-10-08 21:58 — asano
今回のものはPC-8001mk2を卒業して自作ROMライタが使えなくなったので替わりに調達したROMライタです。
秋月電子通商で売られていたキットAKI-ROMに若干の改造を加えています。
まず電源はPC内部から取ることにしてドライブ用の電源コネクタをつけています。コネクタとコードはおそらくは壊れたファンか何かから流用したものと思います。
もう一点はVPP=21Vに対応させたことです。以前のライタが21V専用だったこともあり、21Vのデバイスを大量に保有しているからです。
これ元々は15~18Vの電源を用い、書き込み用の12Vも降圧レギュレータで作っているので、21V対応には24V以上の電源が必要になります。手っ取り早く市販のDC-DCを使うことにしました。
TL497などで昇圧回路を組むことも考えられますが、この基板上に場所がなく、また別基板にすると取り扱いがしにくくなるので避けました。24VのACアダプタを使う手もありますが、24→5Vのレギュレータの発熱が問題となるため12Vと24VのACアダプタを併用する必要があるそうです。
ZIFソケットの奥にあるのがそうです。5V→24Vがあれば良かったのですが手に入らなかったので5V→±12Vのものを使っています。絶縁型なので-12Vの出力をGNDに接続して、+12V出力を24Vとしています。
まずDC-DCの置き場所に困りました。表側が空いていても裏面にはパターンが通っています。仕方が無いのでDC-DCの足のところのパターンを両側で切ってバイパスしています。
それと12V↔21Vの切り替えがほしいので通常使わないスイッチをそのために転用しました。右のほうへ1本延びている線がそのためです。
余談ですが、前にROMソケットの内側にRAMを搭載する話を書いたと思いますが、その方法が使われています。
SOPのCXK58257AM-70Lが収まっています。
SOPのCXK58257AM-70Lが収まっています。
このライタを使い始めた頃にはROMを焼く機会は少なくなっていましたので使用頻度は高くありません。でも必要なときにすぐ使えるという点ではありがたいものでしたね。
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