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安定化電源(切替式)


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子供の頃に作った安定化電源が出てきました。


左は電源スイッチ(1次側)、黒いダイアルは電圧切替のロータリースイッチで6V, 8V, 12Vが切り替えられました。赤黒のターミナルはもちろん出力端子です。
それまで工作には乾電池を使っていたので、その置き換えに作ったのがこれです。そういうわけで電圧も4, 6, 8個直列に合わせて6V, 9V, 12Vにしたかったのですが、7809が手に入らなくて8Vになっていました。
当時のACアダプタは安定化していないものが多く、そのままでは乾電池の代わりにはならなかったのです。前に紹介したTC-1100のアダプタも(後に分解したところ)中身はトランスと整流用ダイオードと平滑用のコンデンサだけでした。

ちなみにこれは最後の姿で、最初に作ったときは確か加工の簡単なプラケースに入れていたのですが、トランスの重みで何度もケースが割れたのでこのアルミケースに入れ替えたのです。

これには電源ランプに相当するものがありませんが、プラケース時代には7セグLEDで選択している電圧を表示していました。といっても出力電圧を測定しているわけではなくて、ロータリースイッチの接点で点灯させるセグメントを切り替えているだけです。アルミに角穴を開けるのが面倒で外してしまったと記憶しています。


一応真面目にヒューズが付いていますね。これを繋いでもコンセントが減らないようにアウトレットが付いていますが、これはハンドニブラ(穴加工用の工具)を買ってからの後付けと思います。


これが内部の様子、(通風孔もなく)密閉されていただけあって意外に綺麗です。

これ作ったのは小学生か中学生の頃だと思いますが、今見るとかなり危ないことをしていますね。

他にも12Vのタップからとってコンデンサの耐圧16Vは低すぎるし、レギュレータの出力をスイッチで切り替えているところもノンショートタイプを意図して選んではいなかったと思います。入力側を切り替えるとレギュレータが死にますけど。

ロータリースイッチがやけに多回路のものを使っているのは上述のLEDの名残りですね。

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