2016-04-07 23:47 — asano
SONYのテープレコーダーTC-1100、初の「カッパブックサイズ」というカタログを見た記憶があります。
使い込まれていて全体的にボコボコですね。スイッチなどの文字もほとんど消えていて、2箇所の「REC」だけがかろうじて残っています。
これは裏側。ネジも失われています。使っているうちに緩んで紛失したのか、自分で修理したときに落としたのか、最後には両面テープで貼り付けていました。今回、撮影のためにひっくり返したりしているうちに劣化したテープがはがれてバラバラに。
写真左下の黒い部分、乾電池を入れるマガジンなのですが、これもロック機構が壊れているのを裏蓋を固定しているネジをわざと長いものに替えて飛び出さないように応急処置しています。
機銘板のアップ。
ちなみにこのテープレコーダ、何に使っていたかというともちろんテレビの録音(当時家庭用ビデオなどはなく音声だけ録音して画は想像したものです)もありましたが、主な用途はパソコンのデータレコーダとしてでした。フロッピーディスクも世の中には存在しましたが、パソコン本体と同程度かそれ以上に高価なもので、私のようなホビーユーザはテープを使っていたのです。
データレコーダも専用のもの(といっても音声の特性がデータ用になっているだけです)も1~2万円ほどで売られていましたが、それすらもケチって家にあったテープレコーダで済ませていたのです。まぁPC-8001mkIIの600bpsだと特に信頼性などは問題なかったです。唯一の問題はソニーのテープレコーダのREMOTEコネクタが特殊で接続できなかったことぐらい。
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