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導通チェッカ


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去年買ったまま放置していた導通チェッカのキットを組み立ててみました。

導通チェッカ
アクト電子さんが配布されている組み立てキットです。詳細は下記リンクを参照してください。

元はミノムシ付きのリード線を使用するようになっていましたがバナナジャックに換えてあります。状況に応じてICクリップやテスター棒などを使えるようにするためです。

導通チェッカ機能は大抵のテスタにも含まれていますが、これはちょっと違っています。シリコンのPN接合の順方向電圧より低い電圧で測定することにより、半導体を含んだ回路でも配線のみをチェックできるのです。

ゲルマニウムだと順方向電圧が低いので影響を受けます。

このようなチェッカは有用だと思うのですが、市販のものは見かけません。必要な人は自分で作るかこうしたキットを利用しているようです。

内部
内部の様子はこんな感じになっています。

配布元のサイトで回路図等も公開されていますのでいつもの「分解編」のようなデバイス説明等は書きません。変更点だけ簡単に書いておきます。

  • バナナジャックへの変更で気をつけるべきはジャックの寸法です。当初、小さな穴で済まそうと細いジャックを調達したところ、奥行きが長くて基板との隙間に収まりませんでした。今使っているものは隣同士のワッシャが接近していてショートしそうです。赤ジャックをもう少しLED側にしたほうが良かったのですが、気付いたのはケースの加工後だったのでとりあえずはこのままです。そのうちテフロンテープでも貼って絶縁を確実にするかもしれません。
  • 設定(短絡と判定する閾値などを変更できます)変更用のSW1は基板裏に付けて穴から押せるように考えられていましたが、頻繁な変更は必要ないだろうということで表に取り付けています。当然ケースに穴は開けておりません。

他はキットのとおりですね。設定も必要を感じなかったのでデフォルトのまま変更はしていません。


Comments

こんにちは
これ知りませんでした。箱型のチェッカー非常に良いと思います。
僕は38年前にHOZANのZ-202というペン型導通チェッカーを使い始め 代替品が見つから
なかったのでプリント基板の配線チェック以外にも 装置内の導通チェックに使ってきました。
Z-202は取り外せないニードルプローブになっているので 基板導通チェック以外は使いにく
かったです。それでも使い続けたのは短絡判定の閾値を設定できることでした。
今でもZ-202を使っていますが 最近内部回路の接触不良のためかブザー音が途切れる不具合
が出てきました。そろそろ替え時かも知れません。
この導通チェッカー買って D-202の接触不良個所を導通チェックしてみようかな。

Z-202の掲載されているカタログ見つけました。
この手の低電圧の導通チェッカの市販品あったんですね。
法外な値段でもないし、当時知っていたら買っていたかも。

この導通チェッカーは昔 仕事先に業者が売り込みに来て知りました。
その後HOZANから販売し始めた気がします。

Z-202は電池がくせ者で、高価なHM-N(NR52)型水銀電池でした。
導通チェックする時に 本体横のスライドスイッチをONするのですが 切り忘れ
ると あっという間に電池が空っぽになりました。
だから チェック終わったらすぐに切るようにしていました。それでも切忘れて
しまい 秋葉原で探し回った記憶があります。
今はLR44を2個で代用しています。サイズが小さいのでM6ボルトナットで作った
スペーサをかまして 何とか使っています。

おっと、そんな落とし穴があったんですね。
NR52で検索してみたらアダプタや代用方法ばかり出てきました。

あの形状ならボタン押している間だけONとかの方が良さそう。

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