2018-07-01 18:38 — asano
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以前IDE-SCSI変換器を取り上げましたが、あれは50ピンのSCSIでした。今回Ultra-Wide対応のものが出てきました。これは使っていた記憶は無いなぁ...
ラベル等から考えてこちらが表側でしょう。型番はAEC-7720UW、「UW」からわかるようにUltra-Wide SCSI対応です。
右下のジャンパCN1はSCSI Idの設定とLEDの端子、WideなのでIdは4ビットあります。
左のCN2はもちろんSCSIのコネクタですね。
写真では見にくいですがSCSIコネクタの上にCN3,CN4のジャンパがあります。TERMPWRの供給とターミネータの有効・無効を切り替えるためのものです。
白いコネクタはこの変換器の電源コネクタ、3.5インチFDDに使われているものと同じです。
ARC760-BとあるQFPがブリッジICと思われますが、残念ながらデータシートなどは見つかりませんでした。すぐ下にある茶色いのは40MHzのセラミック振動子です。
SCSIコネクタのところに3つあるiMP5115はターミネータのようです。これはデータシートが見つかり、9-Line SCSI Terminatorであることが確かめられました。
裏側にはIDEのコネクタとFlash EEPROMがありました。
コネクタはちゃんとキーのところが埋めてあります。コネクタの左側の基板が切り欠かれているのはHDDの電源コネクタを避けるためですね。
ROMはWinbondのW29C512AP-90、64k×8bitのものです。ARC760-Bが何らかのプロセッサを内蔵していて、そのためのファームウェアではないかと思われます。
デバイスのデートコード等から判断して約20年前のもののようですが、探すと今でも購入可能みたいです。
参考文献・関連図書:
IMP5115データシート, IMP.
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