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P8052AH-BASICを動かす(動作編)


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ハード編に引き続き今回は動作編です。

P8052AH-BASICはリセットしてもシリアルに何も出力してこないのでちょっと不安になりますが、スペースを送ってあげるとオープニングのメッセージが返ってきます。このスペースでターミナル側のボーレートを検出して自動的に合わせるようになっています。

クロック周波数をテキトーに決められるのはありがたいです。

間違ってスペース以外を送るとボーレート検出に失敗して正常に表示されないことがあります。その場合はリセットし直すしか無いと思います。

画面
無事に立ち上がったところで簡単なプログラムを動かしてみました。

これを選んだのは昔 N-BASIC で 213 を計算させると 8192.01 となった記憶があるから。浮動小数点対応のBASICということでちょっと試してみました。

N-BASICでは実数対応のため ax は ex logea として計算される(e ではなく 2 か 10 が底だったかも)ために発生する誤差です。

リスト表示させてみると行番号の後が桁揃えされていますね。上の画像には入っていませんが、p.と省略形で入力するとPRINTに展開されて表示されたり(中間言語に変換していれば当然ですが)、途中に空白を入れても無視されたりといった挙動をします。

個人的には違和感のあるところもありますが、結構遊べそうな気がします。

しばらく弄ったあとで基板を触ってみたところ、P8052AH-BASICが触っていられないほどではありませんが結構熱くなっていました。放熱が必要になるほどではないので特に対策は行ないません。

トラブルも無く一発で動作したのであまり書くネタがありません...

2018年8月21日 追記:
SRAMはINS8073ボードから一時借用していたのを返却して新品(もちろん死蔵品)に替えました。発振器もZ8613ボードのものを流用していたのですが、12MHzのものを調達したので交換しました。クロックを変更してもソフトウェアもターミナル設定も変更しなくていいのは良いですね。

マニュアルを確認したところこのBASICの浮動小数点数は仮数部がBCD 8桁の48bitで、通常の単精度より2桁ほど有効数字は多いようです。

参考文献・関連図書: 
"MCS BASIC-52 Versions 1 & 1.1 Operating and Reference Manual", Intel.

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