半導体

TS68483A

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16C450, Am2901に続く3つ目、まとめて「ついで買い」できるものを探していたところこれが目にとまりました。


STMicroelectronicsのTS68483A、この型番どことなくHD63484 ACRTCに似ていると思いませんか。

それで気になってデータシート探してみたところ、Advanced Graphic and Alphanumeric Controllerというものでした。M68000系のような型番ですが探しても「TS」以外のプレフィックスのものは見当たらないのでSTM(かその前身企業)がオリジナルのようです。

VM39S5G-12.800

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これ以前から気になっていた発振器で、すぐに使うあてはありませんが試しに買ってみました。


VM39S5G、温度補償タイプの水晶発振器、水晶振動子の温度特性を温度センサとRC回路によって補正して周波数安定度を高めた水晶発振器です。

これは12.8MHzのものですが、トリマと外部電圧でわずかに変えられるようです。


上面左上の丸穴の中にそのトリマがあります。

右下のスリット内には端子がいくつか見えますが詳細は不明です。おそらくは製造時の調整に使っていたのではないかと思われます。

TI TMS9928

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今回のものはMSXなどに使用されたTMS9918 VDP(Video Display Processor)のバリエーションの一つです。これ、いつ何を考えて買ったんだったかな?


TIのTMS9928AN、シンガポール製です。デートコードは9209と8227のどちらかな?

TMS9918のバリエーションの一つと書きましたが、どんな種類があったのでしょう?

違いは主に2ヶ所ありました。

一つ目は出力形式の違いです。TMS9918はNTSCコンポジット出力でした。このTMS9928はこれをRGB(厳密にはY, R-Y, G-Yの色差)出力に変更したものです。さらにTMS9928をPAL用の625ラインにしたTMS9929があります。

MN6221

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以前7910使ったオルゴールを取り上げましたが、メロディICは7910以外にもあります。その中でも比較的手に入れやすかったMN6221を2種入手しました。


一つ目がこのMN6221AAです。上面の周囲に飾りの段差が付けてあるなど凝ったパッケージで、リマーク品のリスクは低そうですね。

鳴らすためにはタイミングのためのC,R類の他、スピーカ駆動のためにトランジスタ2石のアンプが必要です。電源は1.5Vです。7910とよく似ていますが互換性はありません。というかピン数からして異なっています。

超定番の曲らしいですが、まだ動かせていません。

古いTTLたち

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ロジックICの主流はすっかりCMOSに取って代わられましたが、それ以前に使われていたTTL(Transistor Transistor Logic)のICたちをいくつか。


まずはFairchildの9002DCです。今となっては珍しいCERDIP、1974年製です。

これはFairchild独自の9000シリーズと呼ばれるもので、機能コードは74シリーズとは別物ですが混用は可能です。速度・消費電力的には74と74Hの間で出力段が強化されています。

この9002はQuad 2-Input NAND Gateです。ピン配置は7400と同じ。

PLL用のICたち

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ちょっと訳あって可変周波数のクロック源を作ろうとPLL(Phase Locked Loop)用のICをいくつか検討しています。


まず有名なところで4000シリーズのCD4046、これはずいぶん前に買ったまま放置されていました。

VCO(Voltage Controlled Oscillator)と位相比較器が入っています。基準クロック源と分周器などは外部に別途用意する必要があります。

5V動作ではVCOの周波数上限が1MHz程度なのでちょっと今回の目的には不足です。そこで次を用意しました。

SN74LS56

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(ノーマルだけでなくLSやASなども含んだ広義の)74シリーズといったらどんな姿を想像しますか? 14~20ピンくらいのDIP(今だとSOICやSSOPかもしれませんが)を思い浮かべる人が多いと思います。より多い方は以前74シリーズの変り種(その3)で取り上げました。では少ない方はというと......


実は8ピンというのが2種あり、その一つがこのSN74LS56です。

これは1/50の分周器で、中に1/5の分周器が2つと1/2の分周器が1つ入っています。

ちなみにもう一つはSN74LS57という1/60の分周器です。

1/50と1/60があるということは、そう電源周波数から1秒を作るのが目的でしょうね。実際データシートにもそれが真っ先に記載されています。さらにSN74LS57を並べれば1分や1時間を作るのにも使えます。

74284と74285

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74シリーズの変り種(その2)で取り上げた乗算器の74284と74285、去年国内の某ショップにて見かけたので思わず1つずつ買ってしまいました。


これが積の上位4ビットを受け持つSN74284Nです。


こちらは下位4ビットを受け持つSN74285Nです。

世界TTL/IC規格互換表によると作っていたのはTexas InstrumentsとNational Semiconductorのみで、LSなどは作られずにノーマルのみだったようですね。

続・SN74141を試す

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SN74141を試すで触れた消灯しているはずなのに中央がボーっと光る問題、思い当たることがあると書きましたが、対策が効いてほぼ原因が確定したのでそれについて書きたいと思います。

実は、ヒントになることはニキシー管を点灯してみたにも少し書いています。

あの時はこんな現象は起きていませんでした。

何が違っているかというと、カソードを1本ずつ手でGNDに接続していたのをSN74141で切り替えるように変更したことです。