2019-01-13 21:30 — asano
カテゴリー:
去年買ったまま忘れていたデバイスを発見、CDP1824Eの同類です。
RCAのCDP1823CE、型番からわかるとおりCDP1802ファミリの一員です。これもSRAMでCDP1824より番号は若いですが容量はこちらの方が上で128×8bitの1kbitあります。
マーキングが少し傾いているようですが、古いものではよくある事ですね。ロゴマークも通常フォントで「RCA」とあるだけであっさりしています。
左のピン跡のところは顔のようになっています。もちろん顔文字ではなく山の向きと点の数で何かを表しているのだと思いますが、それ以上は不明です。
1ピンマークも数字の「1」がエンボスになっています。
裏側には「BPHMP」と「8641」の表記がありました。後者は普通に考えるとデートコードで1986年製を示しているということになるのですが、本当にこんな小さなRAMを作り続けていたのでしょうか?
RCAの半導体部門がHarrisに買収されたのは同じ1986年なので矛盾はしていませんし、1997年のデータシート(なぜかIntersil)もあるので作っていても不思議はないのですが...
さて、CDP1824のところでも書きましたがCDP18XXシリーズの特徴は動作電圧範囲が広いことです。CDP1823もものによっては4~10.5Vと(5V±5%などに慣れている身には)驚くほど広いのですが、残念ながらこれは「C」付きなので4~6.5Vとそれ程広くはありません。それでも乾電池を4本直列にしてそのまま使用できそうです。
ピン数も24ピンと容量の割には多くなっており、MCM6810同様セレクトピンが多数設けられています。
参考文献・関連図書:
CDP1823,CDP1823Cデータシート, Intersil.
Add new comment