2016-05-03 17:26 — asano
これは「mpman」(MP-F10)、市販された(おそらく)世界初の携帯音楽プレーヤです。
「DIGITAL STEREO PLAYER」と謳っていますね。
上部にはLCD窓と「MODE」「INFO」のボタンがあります。下面の左側に4つある金色の四角はクレイドルとの接続のための接点、右側は電池の挿入口です。電池はガム型のNiMH電池を2本で、これを書くにあたり通電してみたかったのですが手持ちのガム電池がみな粉を吹いていまして充電不能でした。
これは上面、ヘッドホンジャックは一般的なΦ3.5のもの、ボタン類もPREV・PLAY/STOP・NEXTに音量の+/-と普通です。
左側面にはMBBと書かれたスライドスイッチ、これは音質の切り替えだった気がします。HOLDはカバンの中などでボタンが押されないようロックするスイッチ。
これは曲の転送用のクレイドルに載せたところ、PCとの接続はパラレルポートでEPPなどではなく独自制御だったので今どきのシステムでは使えない可能性が高いです。
ちなみに本体が黒でクレイドルが透明なのは以下のような事情があるため。最初買ったとき64MBのものは高かったので黒の32MBのを買いました。後に透明の64MBのが叩き売られていたのでそれも購入して併用していたのです。なので透明の本体や黒のクレイドルもどこかに埋もれているはずです。
それと持ち歩くには黒のほうが見た目がよいので、透明64MBの方から32MBのメモリモジュールを黒の方に移植して、黒64MBと透明32MBにしていたはずです。
機銘板はクレイドルの裏面にしかありませんでした(本体には無し)。この「MP-F10」という型番は本体とクレイドルまとめて示しているみたいです。
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