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ガム電池用の充電器


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このガム電池用の充電器はおそらくmpmanのために買ったのではないかと思います。

表側
これはガム型のNi-Cd充電池を4本まで充電できる急速充電器です。AC電源とDC電源の両対応ですが、AC電源でしか使ったことはありません。

透明カバーは手前にスライドしてから開けるのですが、固くて開けにくかったですね。下には電池ごとの状態表示のLEDが並んでいます。左下の黒いところはDCジャックです。

裏側
裏側のプラグは格納できるようになっています。
使い勝手は良くなるのですが安物では壊れやすいので心配ですね。ケースを開く方向に応力がかかったままになりますので、ネジを受けている突起状の部分が根元から折れてしまうことが多いのです。以前「切るなんてアリ?」で紹介したACアダプタもそうです。

シガープラグ前提なのにDC入力が5Vというのはプラグの中にレギュレータが入っているのでしょうか。12V (実際はもっと高くなりますが)から5Vで2.5Aというのはリニアレギュレータなら結構大変です。
DC INPUTとOUTPUTの電流が同じということはこの内部もリニア回路と思われますから、発熱箇所を分けようとしたのかもしれません。

基板 裏面
カバー開けてみました。ネジは1本だけですがT7(六角形のトルクス)です。

右側のカバーの上部に格納状態のプラグが見えます。軸の下側に金属の突起がありますが、プラグを出すとその部分が基板上部の「ACIN」と書かれているところのバネに接触して通電する仕組みです。
この部分を囲むようにシルクの破線があり「PRIMARY」「SECONDARY」と書かれていますね。ここが1次側と2次側の境界で、パターンも距離を取っています(これは安全規格による要求です)。回路的にもこの間はトランスやホトカプラで絶縁する必要があります。

中央の45°に配置されているQFPには「Ver.2.20」とバージョンが書かれているので制御用のマイコンでしょうか。

基板 表面
基板の表側です。

左上の黄色いのが1次側と2次側を隔てるトランスです。トランスが小さく1次側の回路がそれなりにあったのでスイッチング電源かと思ったのですが、2次側からフィードバックを返すためのホトカプラが見当たりません。

中央やや下に4つ並んでいる青いものはTH301~TH304のリファレンスからサーミスタと思われます。ケースにも対応部分に穴があるので電池の温度を監視しているのでしょう。

下端のLEDは3ピンで「R」「G」とありますから2色ですね。


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