2024-09-25 21:11 — asano
カテゴリー:
これも何かのついでに買ったまま忘れていたものですね。
ナショセミのNS32032E-6、1985年製のFマスク品です。
このNS32032というのはNS32016の外部バスを32ビット化したものです。MC68020がアドレスバスも32ビットになったのに対し、これはデータバスは32ビットになったもののアドレスバスは24ビットのままなのでアドレス空間は16MBです。
バス幅以外の機能面ではほぼ同等のようですが、データシートをパラパラ見ただけですので細部は不明です。
裏面にはナショセミ恒例のマーキングがあります。
これ実はろくに調べないままPGAだろうと注文して、到着したのを見てあらビックリ、LCC(QFN)ではないですか。
PLCCとLLCCのソケットが使えるならいいですけど、見たところ厚さが違っている気がします。LCC84ソケットを入手のもののピン数違いのようにも見えますが、こちらは入手が難しそうです。
NS32032はこのパッケージのみのようですね。
NS32332だとPGAなのでソケットの問題は無い(1列ソケットを並べる手もある)ですが、今度はCPUそのものが入手困難です。
まぁいざとなればリード線を直接ハンダ付けしてしまう手もありますが、NS32016は動いているのでそうまでして動かす意味も無さそうなんですよね。とりあえずはこのまま死蔵かなと思っています。
参考文献・関連図書:
NS32032-6, NS32032-4データシート, National Semiconductor.
関連項目:
Comments
はじめまして
ふとしたきっかけでナショセミの32032を思い出しグーグルさんに聞いてみて紹介されました。m(__)m
凄い物をお持ちですね。当時のCPUは高級感満載のセラミックパッケージだったことを思い出しました。多分ボンディングワイヤはCuになっておらずAuかも・・・
昔外資系ASICの設計をしていたので、とても懐かしいです。CermicPGAとか量産品でも当時〇万してました。(一方でLCCの要望は皆無だった記憶)
拝見するとナショセミやトランスピュータ、ビットスライスなんて、当時顧客のエンジニアさんと話していたようなことを聞いて嬉しくなってしまいました。CPUではありませんがTIやADIのDSPも侮れないプロセッサでしたね。いろいろ楽しんで記事にしてください。
(当方還暦付近のリタイヤ組です)。
セラミックのを初めて使ったのはMC68010L8ですかね
セラミックのを初めて使ったのはMC68010L8ですかね、90年頃のことです。
LCCは当時から不評だったんですね。やはりソケット必須なところがネックになったのでしょうか?
TIのDSPといえば以前仕事でTMS320DM310などを使っていました。といってもDSP部ではなくARMをCで書いていただけですが。
Add new comment