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新聞社の報道カメラマンだったうちの父から聞いた話です。人体の構造上、じっと静止するのは難しいです。
そのため(体を前後にゆっくり揺するような)一定速度で周期的な停止と動作を繰り返す動きを意図的に行い、停止する瞬間を予測してシャッターを切ります。
これで昔のカメラでも焦点距離分の一秒のシャッターなら問題ありませんし、周期的な動きなので最近のカメラの手ブレ補正も効きやすいです。
また、軽量な三脚はシャッターの振動をむしろ増幅するため、逆効果の場合もあります。
あと他所では聞いたことがないのですが、カメラは左手で下から重さを支えるように持ち、右手は軽く添えてシャッターを押すだけに使うそうです。
右手に力が入るからシャッターを押す際にブレるんであって、グリップなんか本来いらない、と言っていました。

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