FT2232Dモジュールキット(その2)

2025-05-27 23:31 — asano

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前回書いたようにブリッジを修正するわけですが、その前に現状を確認しておきます。


ピン21とピン22の間がブリッジしています。これはADBUS3, ADBUS2ですので、念のためピンヘッダ用のパッドのところで短絡していることを確認しました。

フラックスを塗布して先の細いコテ(T18-S4使用)で外側に引っ張るようにして修正しました。


短絡が解消していることを確認、隣接ピンが短絡していないことも一応チェックしました。

手前のランドにハンダを少し付けてしまいましたが、この後コネクタを付ける予定なので穴が塞がっていなければ問題ありません。

あとは電源切り替えジャンパ用のヘッダを取り付ければ動作確認できるはず。

このジャンパ、何で100milグリッドに揃えてくれないんだろう? 揃っていれば仮にソケットに挿したりしてハンダ付けしやすいのに……

この時点で動作チェックすればよかったのですが、ついでにコネクタも付けてしまうことにしました。1×20ピンヘッダが付属していましたが、丸ピンソケットに挿せるように連結ソケットに変更します。

これなんで「連結ソケット」と呼ぶのでしょう? オス-オスでソケット要素無いのに……

先日のSuper AKI-80もそうだったけど、アニュラリング細くてハンダ付けしにくいなぁ。

さて、ここまでくれば2つのCOMポートとして認識くらいされるかなとPCに挿してみたところ……

あれ、正常に認識されないぞ。製造中に弾かれたものだからEEPROMが正しく初期化されていないのか? ならVID, PIDを見てみよう。と思ったらどうもDevice Descriptorの取得が出来ていないようで、VID, PID以前の問題です。

仕事でUSBのこういうのはいろいろ扱ったけど、うちにはツール無いし、先は長そう。

ということで作業はいったん中断、この文章を書き始めたのですが、メッセージとか確認しようと再度接続したら…… 正常に認識してCOM6, COM7が出来てしまいました。挿しなおしたのが良かったのか、少し待てば良かったのか。

こういう何もしていないのに直ってしまうのが一番困るんだよなぁ。

参考文献・関連図書
FT2232Dモジュール説明書, 秋月電子通商.
FT2232Dデータシート, FTDI.

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