NE2000互換ボード(その2)

2025-06-16 16:05 — asano

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前回に引き続きNE2000互換ボードを取り上げます。

それにしても何でこれまで取り上げなかったんだろう? 今回見つけた箱もここ数年以内に詰め直したもので機会はあったのに…… やはりNE2000互換ボードというものが私の中で当たり前すぎてパスしてたのかなぁ。


2枚目、1995年後半頃の製造と思われます。

1枚目とは打って変わって部品点数の少ないボードになっています。


これは10BASE-2専用です。

10BASE-5用のAUIコネクタがあればMAUを取り付けることで10BASE-2, 10BASE-Tも使えるのですが......


たくさんあったTTLたち(多くはISAバス関連だったと思われます)のほとんどがGenius LAN GR1222に収容されたようですね。このデバイスの詳細はわかりませんでした。

上部のIS93C46PはMACアドレスなどを格納しているEEPROMです。さすがにDIPではなくなりましたが今でも独立したものが使われていることが多いです。

Yes It runs with NetWare」と少しデザイン変わりましたがシールも健在です。

その横はバッファSRAM跡地、おそらくもう使わないだろうということで何かに転用しようと剥がしてしまったようです。どんなのが載っていたんだろう?

BOOT ROMソケットもあります。下に割り込み設定のジャンパがありますが、JPLESSが目を引きます。ソフト設定できるようになったのかな。

MC14051BCPはアナログマルチプレクサでGR1222に入らなかったのかも。

I/Oアドレス・ROMアドレスはジャンパ設定のみのようです。こちらは衝突していると設定ソフトが動かない可能性もあるのでPnP ISAの枠組みができるまで難しかったのかも。

縦に3つ並んでいるのは上からパルストランス、MTD392N(DP8392の互換のトランシーバではないかと思います)、DC-DCコンバータです。

未実装ですが10BASE-Tのパターンも引かれています。RJ-45コネクタと、変則的なDIPはパルストランスのようです。ツイストペアのトランシーバが無いところをみるとGR1222に内蔵しているのかな。

AUI EXPANSIONというコネクタもありますね。オプションで10BASE-5対応もできたのかもしれません。コネクタだけ付ければいいのか、絶縁のための回路も用意しなくてはいけないのか?

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