NE2000互換ボードも3回目、あと2枚残っていますがまとめていきます。
ジャンパピンは姿を消し、ソフトウェアによる設定になっていますね。設定変更には(おそらくPC-DOSで動作する)ソフトウェアが必要で、紛失していると思うのでもう変更は難しそうです。
これは10BASE-2と10BASE-Tの両対応となっています。
コントローラがWinbondのW89C906Fになっている以外は2枚目とそっくりな構成になっています。これはデータシートが見つかり、ツイストペア用のトランシーバを内蔵していました。
このボードで面白いのはカードエッジの未使用端子が省略されていないことです。多くの場合は金メッキを節約するためかパターンを抜くんですが……
これは最後の4枚目、部品点数が少なすぎて製造年を推定しづらいのですが1999年以降であるのは確かです。
遂に10BASE-T専用になっています。
この辺りでハブ買ったのかな。うちではしばらく10BASE-2と併用していました。
コントローラが「蟹」RTL8019ASになりました。これは一時期秋月電子店頭でも売られていましたし、仕事でもデバッグ用の治具基板に載せたことがある馴染みのデバイスです。これまで外部にSRAMを付けていたバッファRAMが内蔵されたので基板がすっきりしました。
さらに10BASE-2対応が無くなったので物理層もシンプルになりました。基板右半分の未実装の部品はほとんどが10BASE-2関連です。
なぜかジャンパピンも復活しています。というかそれがこのボードを選んだ理由だった気がします。
ということで発見したNE2000互換ボードたち4枚の紹介は終わりです。もう何枚か持っていたような気もするんですが…… どこかに埋もれているんでしょう。
参考文献・関連図書
W89C906データシート, Winbond.
RTL8019ASデータシート, Realtek.
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