2016-07-22 16:20 — asano
しばらく続いたプロセッサシリーズもこれが最後になります。
NEC製のμPD8085AC-2ですね、「-2」は5MHz品のようです。
8085は8080の不便だったところを改良したものです。
外部に必要だったクロックジェネレータとバスコントローラを内蔵し、割り込みコントローラも簡単なものを内蔵しています。
さらに(こちらのほうが重要と思う人も多いかもしれませんが)、+5V単一電源で動作するようになりました。8080で必要だった+12Vと-5Vが不要となったのです。
あと1ビットの入力ポートと出力ポートが追加されています。
個人的に8085っていうのはあまり使いたいと思えるプロセッサではありませんでした。よほどのことが無い限り8085使うならZ80 CPU使いますね。8155,8355,8755あたりと組み合わせて小さなシステムを組むならチップ数でちょっと有利になります。
Z80よりC-MOS版の登場が早かったので一時ハンドヘルドパソコンには広く使われました。PC-8201とかTRS-80 Model 100ですね。どちらも持っていたはずですので出てきたら紹介する予定です。
2016-12-19 追記:
持っていたのはTRS-80 Model 100ではなくてTandy 200でした。どちらもCPUはC-MOS版の80C85です。
それぞれPC-8201、Tandy 200で紹介済みです。
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