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Tandy 200 (外観編)


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PC関係が続いていましたが、今回は古いハンドヘルドコンピュータTandy 200です。


Tandy Radio Shackが発売していたTandy 200です。これはTRS-80 Model 100の後継機ですが、元のTRS-80 Model 100は以前紹介したNEC PC-8201と基本設計が共通だったようです。

PC-8201同様これもどこかでジャンクとして入手したものです。


現代のノートパソコンと同様に液晶部分を開く構造です。今では当たり前の形式ですが、当時はそれほど一般的ではありませんでした。前述のPC-8201のように液晶はキーボード上部同一平面に配置されているものが多かったです。

キーボードは基本US配列ですが、記号類で無い物がありますね。キーが無いだけなのか、表示もできないのかは未確認です。
逆に左上には「PASTE」「LABEL」「PRINT」などという専用キーが用意されています。

液晶下部に「1」~「8」の印刷がありますが、液晶最下行のこの位置にファンクションキーの内容が表示できるらしいです。


右側面にはACアダプタの端子があります。残念ながらACアダプタは入手できていません。
横のツマミには「DISP」と記されており、液晶のコントラストの調整です。


背面には各種コネクタが配置されています。
左端はリセットボタン、次は「RS-232C」とありシリアルポートです。
次の「SYSTEM BUS」は拡張バスでしょうか、40ピンしかないので最低限のバス信号が引き出されていると考えられます。CPU自体が40ピンですからギリギリの本数ですね。
次の「PRINTER」はもちろんプリンタ用のパラレルポートです。この機種はモデム内蔵のはずですから次の「PHONE」はそれでしょう。ここには専用の音響カプラを接続したはずですが、これも残念ながら持ってはいません。右端の「CASSETTE」はもちろん記録用のカセットレコーダでしょう。


左にはD-Sub 9ピンのコネクタと、「DIR」/「ACP」の切り替えスイッチがありますが、よくわかりません。何かの専用インターフェイスでしょうか。


最後は裏面です。日本語の「認定番号」ラベルがあるということは正規に輸入された個体ということでしょうか。

左のカバーは電池ホルダです。単3電池4本の6Vで動作します。カバーのツメが折れている(入手したとき既に折れていたと思います)ので手で押さえていないと外れて電池が飛び出してきます。
右はメモリの拡張用です。右側の2つのソケットはRAM増設用ですね。左の変わった形のソケットはROMモジュール用と思われます。DIPのROMは一般人が扱うには不向き(ピンが折れたり曲がったりする)なので、専用の樹脂パーツにROMを嵌めて足先を内側に曲げて扱いやすくすることがありました。


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