2020-09-06 22:04 — asano
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以前こんなものを買ってしまっていたことを思い出したので、中を覗いてみることにします。
富士通製のカードリーダーです。
このようなものを利用する機会など永遠に来ないと思いますが、200円という値段につられて買ってしまったのでした。中を覗けるだけで十分元を取れる気がします。
型番は「FMV-MCR101」でした。同社のパソコン用の周辺機器の扱いのようです。
右上には設定用のDIPスイッチが見えますが、ネットを探して設定資料が見つかることを期待します。
コネクタはミニDINの6ピンでした。
以前取り上げたバーコードリーダーはUSBのHIDクラスでした。キーボードとして認識されてドライバなど不要で動作します。これももしかしてPS/2接続で同様なのかもしれません。
ということで検索するとリンクの「4.25 MCR入力」が見つかりました。これはソフトウェアの説明書の一部のようですが参考にはなります。これによるとやはりキーボードのケーブルに接続するようです。DIPスイッチの情報もありました。
それでは開けてみましょう。
黒いカードのガイドに取り付けられているのが磁気ヘッド、赤と白の線がコイルの両端でしょうか。長さは短いですが一応シールド線を使っていますね。
基板のこちら側の面に載っているのはLEDとブザーくらいです。
基板をはずして裏側も見てみます。
左側の74HC14Aと74HC04Aは位置的にインターフェイスのドライバ・レシーバでしょうか。でもPS/2だとするとオープンコレクタが必要なはず。ディスクリート使っているのかな。
右端のDIPスイッチは外に見えていたもの、スイッチのように力のかかるものの表面実装は少々不安ですが頻繁に操作するものでもないので問題にはならないのでしょう。
残る大物はIC01とIC04の2つのQFPですが、どちらも「Sankyo」ロゴがついています。磁気カード関連で「Sankyo」というと日本電産サンキョーかな。
IC01の方には「6433278B04F」とあります。もしかしてH8/327のHD6433278かなと思ってマニュアル確認したところ当たりのようです。ピン数一致していますし、Vcc, Vssのパターンが太くなっています。「2A1」も日立流のデートコードです。
IC04の方は三菱ロゴもありますし、「M64601FP」はカードリーダー用のもののようです。残念ながらデータシートは見つけられませんでした。
あとは念のためPS/2の電源ピンなど確認してから動かしてみたいですね。
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