2022-03-26 15:50 — asano
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EMILY Boardの基板化の最後で書いたアドレスラッチ付きユニバーサル基板でNSC800を動かしてみました。
EMILY Boardでプロセッサのお試しはかなり楽になりましたが、アドレスラッチが配線済みになったことでマルチプレクスバスでも簡単に試せるようになりました。
ということで最初のお試しには判別ルーチンを書いてみたかったNational SemiconductorのNSC800を選んでみました。
まずは必要最小限で動かしてみて、その後でシリアルのNSC858を追加してみようと思っています。
左上の24LC64と隣の74HC573は配線済みのところです。74HC573は場合によっては74HC574への入れ替えもありますが、基本的には固定ですね。
SG-8002DCは8MHzの発振器、NSC800のXINに供給しています。動作クロックはこの半分の4MHzになります。
GAL16V8B-25QPはアドレスデコーダ、はっきり言ってイメージを許容するなら74HC138あたりでも十分です。
/* Input */
Pin 2 = A12;
Pin 3 = A13;
Pin 4 = A14;
Pin 5 = A15;
Pin 6 = IOM;
/* Output */
Pin 19 = !MEMCS0;
Pin 18 = !MEMCS1;
Pin 15 = !IOCS0;
/* */
MEMCS0 = !IOM & !A15 & !A14 & !A13 & !A12; /* MEM: 0000-0FFF */
MEMCS1 = !IOM & !A15 & !A14 & !A13 & A12; /* MEM: 1000-1FFF */
IOCS0 = IOM & !A15 & !A14 & !A13 & !A12; /* IO: 00-0F */
NSC858用のセレクトも先行で用意しました。あとは何かあったときのための予備ですね。今はSimple Modeですが1, 11ピンを空けてあるので必要ならRegister Modeにもできます。
最後はご本尊のNSC800N-4Iです。
この右に28ピンのNSC858を予定しています。さらに下に600mil幅なら1列、300milなら2列並べられるので、NSC810かNSC831あたりを載せてみるのも良いかもしれません。
アドレスラッチ周りのパターンが存在するだけで配線は楽でした。特にCPU↔74HC573↔20ピンコネクタの3ヶ所を結ぶのがCPU↔74HC573の2ヶ所になったのが嬉しいところ、1ヶ所にワイヤ2本はテープで仮止めしたり手間がかかりますから。
次はソフトウェア編の予定です。
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