2021-08-08 23:03 — asano
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これ届いたときに写真だけ撮って忘れてました。
NSC858、NSC800ファミリのUARTです。1985年製ですね。
NSC800をEMILY Boardで動かすにせよ、変換アダプタでSBCZ80に載せるにせよ、シリアルI/Oは既にあるのでUARTは特に必要ではないのですが、データシートを読んでいるうちに興味が出てきて買ってしまったのでした。
裏側はNational Semiconductorらしいものでした。
気になったのは左上のポッチです。左上は1ピンなのですが、これ1ピンマークなんでしょうかね?
さてこのNSC858は機能的には一般的なUARTですが、以下のような特徴があります。
- ボーレートジェネレータを内蔵
- キャラクタ長として5,6,7,8ビット対応(送受独立)
- パリティも偶・奇・無の他に0/1固定もできる(送受独立)
- ストップビットも1,1.5,2に対応(これは送受共通)
- モデム制御線(GPIOとして使用可)あり
ボーレートジェネレータも16ビットカウンタを自由に設定できるので入力クロックを自由に設定できるなど、とにかく自由度が高いのが良いですね。NSC800ファミリはマルチプレクスバスでピンを増やさずに多くのレジスタをアクセスできるので贅沢にビットを割り当てているようです。
なので8251 USARTのように初期化に特殊なシーケンスを要求したりするようなことはありません。
その代わりにZ80のようなノンマルチプレクスバスのCPUに接続するには一工夫いります。アドレス用とデータ用にI/Oアドレスを1つずつ割り当てるのが簡単かな。
参考文献・関連図書:
NSC858データシート, National Semiconductor.
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