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NEC PC-8001mk2-01 漢字ROMボード


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これはPC-8001mk2に挿してあった漢字ROMボードです。

漢字ROMボード
確か型番はPC-8001mk2-01だったと思います。これで16×16ドットJIS第1水準の漢字が入っていました。時期的にJIS78でしょう。

まだホビーユースでは漢字など扱えなくても困らない時代だったので、漢字ROMはオプション扱いです。8ビット機ではラインナップされていないことも多く、されていても取り付けない人もわりといたもの(付ける人の方が珍しかったかも)です。
実際私もこれを取り付けたのは後ですね。それも中古市か何かで見かけたのがきっかけで、積極的に探したわけではないです。せっかく付けたのでOh!PC誌だったかに掲載されていたワープロプログラムを打ち込んで使ったりしていました。その後、おそらくPK-87Jを買った頃でしょうか、漢字ターミナルのソフトを自作して使ったりしていました。システムのサポートはまったくといってよい程無い(JISコード指定で1文字描画する命令がBASICにあるくらい)ので、仮名漢字変換も自分で何とかしなくてはいけない時代です。前記ワープロの辞書データを流用して音読みのみの単漢字変換を実装した記憶があります。

サポートが無かったと書きましたが、一応NECからは漢字対応(文字列に漢字が使える)DISK BASICというのも発売されていたのですが、

  • フロッピーディスクが必要
  • メモリを食ってフリーエリアが少ない(らしい)
  • 文字をグラフィックで描画するので遅い(らしい)
  • 表示行数が12行しかない

といったシロモノで買おうと思いもしませんでしたね。

表面
ROMは日立の256kbitマスクROM HN61256P×4で合計128kバイトです。全角のほか8×16の半角、8×8の1/4角文字も含まれていて、1/4角にはNEC固有のグラフィック記号も含まれていたと思うので汎用品ではなかったはずです。
そういえばPC-8001シリーズではテキスト表示用のキャラジェネ(フォント)をソフトから読む方法は無かったのですが、この1/4角のデータが使えました。当時キャラジェネと一致しているか画面をルーペで見て比較した記憶がありますが、結果は残念ながら憶えていないです。

左端のCN1は本体との接続コネクタ、24ピンであることを憶えておいてください。

裏面
これは裏面、左端のコネクタのピン数はいくつでしょうか?
28ピンのうち2つが埋められています。上下端の計4ピンはコンタクトも入っていません。ずれて挿入しないための仕掛けです。
ちなみに本体側は12×2の24ピンでした。


Comments

なるほど、パンチングメタルとの間隔を保つためのものですね。
ピンソケットだけだと振動でハズレるからかな。ネジで止まってないのでしょうか。

何でこんな些細な事を気にかけてるかと申しますと、ここの頁を書き換えないといけないんですよね。
PC-8801-01 に後期版があったなんて知らなかったもので。
http://haserin09.la.coocan.jp/kanji_rom.html

右側はナイロン?のスペーサが付いていたようですね。
パンチングメタルの開口部に取り付けるのでスペーサは電源ユニットとの間隔を保つため、位置的におそらくはコネクタの抜け防止ではないかと思われます。

現物がすぐに出ないので過去の写真をもとに書いています。

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