2017-02-26 18:29 — asano
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これは初めて買ったデジカメですが、あまり使った記憶がありません。
富士フィルムのDS-8、1996年の発売です。
前面はシンプルなデザインです。本体が大きいわりにレンズは小さいですね。
背面もLCDと電源スイッチのみとスッキリしています。LCDも最低限のサイズといった感じの小さなものです。
ファインダーで撮影したい人のために用意されていたファインダー、クリップで引っ掛けて取り付けるようになっています。このような簡易タイプですから目安程度のものでしかありません。
操作系のほぼすべてがこの上面に集中しています。
左端の「花」「人」「山」はもちろんピントの切り替え、ゾーンフォーカスと呼ばれるものです。AFではないのでこれで大まかに合わせ、あとは被写界深度の深さを利用して撮影します。前に紹介したOlympus Penもこの方式でした。
「絞り」も機械的に切り替わります。レンズを覗きながら操作すると切り替わるのが見えます。
右端のダイヤルで機能を選択し、「+」「-」で選んで「表示/実行」という操作系だったかと思います。ダイヤルは一周させることはできません。
右上のボタンはレリーズ(シャッター)ですが、AFではないので半押しはありません。
底面、左側は電池のスペースです。
中央下には一応三脚等を取り付けるネジは用意されています。
2つのラベルの間にあるものはLCDのコントラスト調整のツマミですね。
電池ホルダのふたを開けてみたところです。電池は単3×4です。
電池と電池の間がやけに広いと思ったら、そこにスマートメディアのスロットがありました。おそらくこの部分には基板があって、電池はその両側に2つずつ配置されているのでしょう。
スマートメディアはNAND Flash ROMの信号がそのまま出ている(実際はカード型パッケージに入ったICそのもの)ので、機器は各容量のメディアに対応している必要があります。つまり機器発売時より大きな容量には対応しない(できない)ということ。入っていたのはカメラに付属(あるいはセット購入)したと思しき2MBのものでしたが、大きなものを買っても使えなかったでしょう。
ちなみに反対側にはACアダプタ用のジャック、コンポジット映像出力、そしてPC接続用のシリアルのコネクタがありました。1996年だとUSBはまだ最初の規格が発表された頃、まだシリアルでの接続でした。まぁ解像度も640×480ですからシリアルでも十分なのでしょう。
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