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半導体
古いUVEPROM
Quad in-line Package
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最近では見かけることのない変わったパッケージを紹介しましょう。
これはNECのμPD7800G、NEC独自の8ビットのワンチップマイコンです。仲間がカシオのパソコンFP-1000/1100のサブCPUとして使われていた以外、あまり一般には知られていないデバイスです。
一周年 & Hitachi HD64180
本日このElectrelicも無事に開設一周年を迎えることができました。とは言っても何か特別な企画があるわけではありません、あしからず。
これは日立のHD64180RCP6X、PLCCパッケージの6MHz版です。以前紹介したZ180はこれのバスタイミングを変更したものでしたね。
PLCC以外に64ピンDIPと80ピンQFPのものもありますが、DIPは通常のものではなくピン間が1.778mmのシュリンクタイプです。万能基板で作るならPLCC以外は変換基板が必要になってしまいますので要注意です。
さてHD64180はZ80 CPUの上位互換のCPUコアにMMU, DMAC, シリアル, タイマ等を集積したデバイスです。
ADC0809
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今回はA/Dコンバータ、古いデバイスですが現行品です。
National SemiconductorのADC0809CCN、8チャンネルのマルチプレクサ付きの8ビットA/Dコンバータです。会社はTexas Instrumentsに買収されましたが、デバイス自体は存続しています。
逐次変換型のA/Dコンバータで、CPUバスに直結可能なことから1980年代には個人製作では定番のように使われたデバイスです。8ビットで最大10kS/sという性能から音声サンプリングには向きませんが、温度・湿度などのセンサ用にはチャンネルが多いこともあって好都合でした。あとはアナログ式のジョイスティックの読み取りにも使われました。
懐かしいトランジスタたち
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サーバはまだ直っていませんが、httpは使えるので懐かしいトランジスタを少し。
今話題の「東芝」製のトランジスタ2SC373です。偶然見かけたので入手しました。
TO-92の下にお皿のついたこのパッケージ、懐かしいですね。「シルクハット型」と呼ぶ人もいます。
有名なのはこの2SC373ではなく一つ若番の2SC372ですが、日電の2SC945とともに子供のころの工作の定番でした。ちなみに372と373の違いはhFEのみのようです。それぐらいなら末尾のY, O, GRなどのランクわけで十分な気がします。
後期のものではお皿がなくなったらしいのですが、実物を見た記憶はありません。
8253 PIT
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80系ファミリのカウンタICも出てきました。
三菱のM5L8253P-5、Intelの8253 PIT (Programmable Interval Timer)の同等品です。「747106」がデートコードと思われますが、三菱のは読み方がわからないのでいつ作られたものかは不明です。
これはPC-9801シリーズやPCにも使われていた(PCには今でもこのICの機能は含まれているはず)ので、プログラムしたことのある人も多いかと思います。特にPC-9801シリーズではブザーの回路に使われていたので、変わった音を鳴らそうとすると避けては通れないデバイスでした。
ただ私はあまりこれを使った記憶がありません。
Zilog Z8002 CPU
前にZ8001 CPUをお見せしましたが、今回のものはその弟分にあたるものです。
Zilog製のZ0800206PSC、Z8002と呼ばれているものです。これは6MHz版、「0817」ということは2008年製ということでしょうか。
Z8001は16ビットのアドレスと7ビットのセグメントで広大な(今となってはそれほどでもありませんが)メモリ空間をサポートしましたが、このZ8002はセグメントがありません。ですからメモリ空間は64kBのみと8ビットCPU並みになります。
このセグメントの省略により、Z8001が48ピンパッケージだったのに対しZ8002は一般的な40ピンのパッケージとなっています。
Hitachi H8/330 OTP
Am2900シリーズ
今回のものはAMDのAm2900シリーズの一つAm2911です。AMD製ではなくNational Semiconductor製のIDM2911AJCになります。
パッケージは20ピンのセラミックDIPです。資料によるとLCCのモノもあったようです。
一般にCPUのシリーズというと共通の命令セットで性能や規模の異なるもの・用途別に周辺デバイスを内蔵しているもの等を指しますが、このAm2900シリーズはまったく異なっています。CPUを構成するのに必要とされる各機能を、しかも4ビット毎に分割して、切り出したものなのです。