2020-12-01 23:17 — asano
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SBCZ80やSBC6809などのSBCシリーズでお馴染みの 電脳伝説@vintagechips さんの最新作 SBCF8、Fairchild F8(F3850+F3853)ボードです。
SBCシリーズの基板はこれまでスイッチサイエンスさんあるいはオレンジピコショップさんで販売されていたのですが、このSBCF8についてはF3850とF3853があまりに入手難易度が高いということで販売の目処が立っていないようです。
今回ご好意で試作した基板の余りを譲っていただけることになりまして製作することが出来ました。ありがたいことです。
さて基板が手に入るとなると必要な部品を集めなくてはなりません。最難関のF3850+F3853は入手済みですし、DC-DCコンバータ周りはSBC8080のとき購入した余りがあるはず、ということで手持ちで何とかなるのではと思われます。
そういうわけで部屋の中を探して大半の部品が揃いました。見つけられなかったのは以下のみです。
- Q1 2MHz水晶振動子
- C6,C7 470µF 16V 電解コンデンサ
買出しに行くか、通販で購入するか、あるもので代用するか、悩むところですがすぐに作りたいのでありもので代用することにします。
IC類は左からGAL16V8B, 3853, 3850, NJM2360です。
Q1はオシレータのSG-8002DCを2MHzに設定して代用しました。これに伴ってC4,C5も不要になっています。当然実装する場所はないのでユニバーサル基板の切れ端を利用しました。
C6は理由があって裏側に実装しています。
コイルの右側のC7は470µF 10Vのもので代用しました。ここは5Vの回路なので10V耐圧で十分です。
外部の発振器を使用する場合クロックはXTLYに注入します。XTLXはオープンのままにしておきます。
C6は容量が半分になりますが220µF 16Vで代用しました。リプルが気になりますが、うちの安アナログオシロで見る限り50mV程度なので何とかなっているようです。必要なら2つ並列にすることも考えていましたがそこまでしなくても済みそうです。
470µF 16Vを入手したら交換するつもりなのでスルーホールをハンダで埋めないようにこの実装法にしています。
メモリとUSARTはROMだけ交換しSUB8080基板を流用します。
Universal MonitorのF8版はまだなのでデータパック(リンク参照)で提供されている f8basic.hex をROMに焼いて動作確認としました。
つづいてUniversal Monitorの移植にかかるわけですが、このF8はSC/MPと同等かそれ以上に癖の強い命令セットでして、かなり時間がかかりそうな予感がします。
2021-04-16 追記:
追加するのを忘れていましたが、このSBCF8基板は無事発売されました。
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Hi
Thank you!!1
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