マイコン
マイクロプロセッサ・マイクロコントローラ等です。
MN1613ボード(動き始めました編)
ハードウェア編に引き続き動作確認をしていきます。
ソケットにデバイスを搭載する前に電源などの確認は済ませてあります。電源逆接などで貴重なデバイスを失うわけにはいきません。
データシートによるとRSTを解除後にSTRTが必要に読めたので、STRTをGNDに接続していました(後にSTRTはプルアップしていても動くことがわかりました)。
クロックは38ピンX2に入れているので、念のためX1を確認してみると同じ12MHzが出ています。
MN1613ボード(ハードウェア編)
HD1-6120
IM6100は入手しづらいので代わりにこれを買ってみました。
これはHarrisのHD1-6120-9、1982年製でしょうか。
以前「パーソナルなコンピュータのプロセッサ事情 (第3回: ミニコン由来のものたち)」で書いたように、DECのミニコンPDP-8と命令互換のマイクロプロセッサとしてIntersilが作ったのがIM6100です。PDP-8が12ビットなので当然これも12ビット、ミニコンでは12ビットアーキテクチャは珍しくありませんでしたがマイクロプロセッサではこのIM6100の他は東芝のTLCS-12/Aくらいしか知りません。
HarrisのセカンドソースがHM-6100です。
MN1613 資料解読中
MN1613を動かせないかと思っているのですが、いかんせん資料が少なすぎます。とはいっても新たな資料の入手は難しいので今ある資料からピン機能を類推してみます。
Matsushita MN1613
以前MN1613Aを取り上げましたが、あれの入手直後にこれも見つけていました。
MN1613、前回のMN1613Aの前身と思われますが詳細は不明、データシートもこのMN1613しか入手できていません。
この両者、なぜかピン数まで異なっています。このMN1613は一般的な40ピンですが、MN1613Aは42ピンあるのです。半導体コレクション展示会場の該当ページによると何らかの出力ピンが2本追加されているのみで他は共通のようですが...
マーキングもこれは「MATSUSHITA」、前回のMN1613Aは「PANAFACOM」となっていますね。
EMILY Board +8 (ソフトウェア編)
前回、EMILY Boardの16ビットバス化のハードウェアに書きました。今回はソフトウェアについてです。
4k×8bitのメモリ空間2つがターゲットCPUにどう見えるかはCPUボードのハードウェアによって決まります。
それではEMILY Boardのコンソールから各種コマンドでアクセスする場合にはどう見えるのが良いのでしょうか?
ターゲットからの見え方に合わせないと不便ですが、あまり自由度を高くすると設定が難しくなります。とりあえず必要最小限ということで以下のモードを用意しました。
EMILY Board +8 (ハードウェア編)
EMILY Boardの16ビットバスへの拡張ボード「EMILY Board +8」を製作しました。
8ビット分のメモリを持ったボードでEMILY Boardと組み合わせて使用します。
基板面積がもったいない気もしますが、スタックする都合とコネクタの配置からサイズは変更できません。
EMILY BoardからマイコンATmega164を外したようなものです。コネクタの配置はもちろん、ICの配置もEMILY Boardと合わせてあります。ソケット下のC,R類の位置は若干異なっていますが。