2019-07-06 23:48 — asano
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8インチのディスケット探していたらこんなものが出てきました。
8インチ片面単密のディスケット、IBM純正ですね。
内容を表すラベルがありませんが、一緒に出てきたほかのディスケットから想像するに高校のころ廃棄されるものをもらったものではないかと思います。
「2305830」を検索してみるとIBMの販売中止の発表が見つかりました。それによると2002年まで販売していたそうです。意外と最近まで供給されていたんですね。
「Record Length 128 Bytes」はセクタサイズが128バイトということで単密(FM)フォーマットであることがわかります。ま、再フォーマットしてしまえばこれは変えられますが。
エンベロープから出してみたところ。
インデックスホールの位置が以前「フロッピーディスク」に載せたものと違っているのがわかります。これがあるので単密のものを倍密に再フォーマットすることはできても、片面を両面として使用するのは困難です。これを行なうキットがあったらしいことは前に書きました。
中央のところにはチャックの痕がくっきりついているのでかなり使い込んだもののようです。
これは裏側です。
こちら側にも磁性体は塗られているようです。
ジャケットは2つ折にしてディスクをはさみ、上と左右を折り返して融着してあります。
そういえば昔この融着パターンからノーブランド品の製造元を推測するなんていう記事がありましたね。
写真では見えませんが、ジャケットとディスクの間には摩擦による磨耗を防ぐためのライナーが入っています。
さてこの8インチの片面単密フォーマット、容量は128×26×77 = 256,256バイトと小さいのですがCP/Mなどのソフトウェア配布用の標準メディアとしても使われました。8インチのドライブさえあればどこでも読めたからです。
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