2020-06-23 22:25 — asano
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しばらく前に汎用ロジックの手持ち在庫整理中にこんなものを発見しました。
MaximのMAX250CPD、1995年製です。
MAX232と型番も近いので似たような232のドライバ・レシーバかなと思ったら...
何と、絶縁型のドライバ・レシーバでした。
裏側、「CERAXGX 9535」のマーキングがあります。表と裏にデートコードらしきものが印字されているのは何度か見ましたが、これは珍しく一致しています。
右の円形のところには「MALAYSIA」とあり、マレーシア製であることがわかります。
さて「絶縁型」とはどういうことなのかと思ってデータシート読み進んでいたらこんな図が出てきました。
左側がこのMAX250でTTL/CMOSの入出力があります。
右側はペアになるMAX251で、232レベルの入出力があります。
両者はトランスとホトカプラで接続されています。ここで電気的に絶縁されているわけですね。送受信2本ずつの信号はホトカプラで伝達し、MAX251の電源はトランスを通して交流で供給します。
簡易的な回路では電源を通信の相手方から取ってしまう(信号線から取り出してキャパシタに貯めて使う)のがありますが、これは正攻法で供給しています。
この図からもわかるようにMAX250とMAX251はペアで使用するものなのですが、なぜ片方だけ持っているのでしょう。まだ見つかっていないだけでどこかにあるのかなぁ?
例によってこんなの買った記憶はないし、そもそも絶縁が必要となるようなものを計画したことも無いはずなのですが...
参考文献・関連図書:
MAX250/MAX251データシート, Maxim Integrated.
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