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SBC8085


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今回は予告していたSBC8085です。SBCZ80組んだ後これも部品あるんじゃないかと思って組み始めたのですが...

SBC8085システム
SBC8085はSBC8080と互換(少なくともSUB8080との接続において)のCPUボードです。写真はSBC8085+SUB8080の組み合わせですね。

SUB8080はSBC8080接続時から何も変更していません。ROMも以前Universal Monitorのテストをした時のままです。

基板 表側
いつものように基板上の主要パーツを見ていきます。

右側のIC2 SN74LS573Nはアドレスラッチ、「技術資料」では電圧の不整合について述べられていますが私はSUB8080に74F139を使っているのでVOHの問題はありません。

中央のIC1 TMP8085AP-2がご本尊です。NEC製のμPD8085を使おうと思っていたのですが例によって行方不明、捜索中にこの東芝のが出てきたので載せてみました。「-2」なので5MHz版のはずです。

Q1は4MHzのセラロックを変更できるようにソケット実装しています。8085のクロックはこの1/2になるので2MHzです。

火入れのときにうっかり挿し忘れて何で動かないのかと一瞬悩んでしまいました。すぐ気づきましたが...

せっかくなので5MHz(セラロックは10MHz)に上げたいところですがSUB8080上の8251が対応できません。μPD71051にでも変更すればいけそうなのでいつかやってみたいですね。

未実装になっているRN1はデータバスの10kΩのプルアップですが、これもすぐに出てこなかったのでこうしています。ラッチの573はLSですし、特に問題は無いと考えています。もちろん現物出てきたら実装するつもりです。

IC3はSN74LS257CN、これも最初見つからなくて74LS157を載せていました。違いはHi-Zにできるかどうか、HOLDを使わなければHi-Zにできなくても問題ないかなと。結局8085捜索中に見つけたので74LS257に交換しています。

いつも省略していた電源LEDも今回は実装しました。緑LEDが大量に出てきたのでついでに他のSBCシリーズにも追加しておきます。

基板 裏側
専用基板の裏を見てもあまり面白くありませんが...

SBC8080と交代する形でSUB8080と接続し、上記セラロックの件を除いてあっさり動作しました。Universal Monitorも無変更です。
モニタ起動
保留になっていたCPU判別も動作OKでした。

8085固有の機能で追加するとしたらRIM命令による割り込み許可状態の取得でしょうか。ただ現在は他のプロセッサも含め割り込み対応はまったくしていないんですよね。

参考文献・関連図書: 
鈴木哲哉(2018)『SBC8085技術資料』

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