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KL5C8016 搭載の謎のキット


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謎のキットが出てきました。


中央に川崎製鉄のKL5C80A16CFだけが実装された基板です。
おそらくハンダ付けの難しいQFPのみが実装済みで、他は必要に応じて実装してくれというキットではないかと思われます。シルクにある「TRX_CP6」というのが名称かと検索してみましたが、それらしいものは何もヒットしませんでした。

シルクからICを拾ってみると...

  • KL5C80A16CFP
  • 中央に実装済み。シルクには末尾に「P」が付いています。

  • 27HC010 27C256
  • 32/28ピン兼用になっています。UV-EPROM

  • 61C1024(61C256)
  • 同じく32/28ピン兼用になっています。SRAM

  • NJM2103D
  • リセットIC

  • HCT573
  • Dラッチですが、出力ポートでしょうか? パターンまでは追っていません。

  • MAX202CP
  • 言わずと知れたシリアルのレベルコンバータ

  • 58C256
  • EEPROMですね、I2C,SPI等のシリアルではなくパラレル接続です。

KL5C80A16CFは超高速Z80 CPUにMMU, RAM, I/O等を集積したものですが、これに外部メモリを付けられるようにしたボードみたいですね。40MHz相当の速度らしいので遊んでみたい気もしますが、資料が見当たりません。ということでジャンク箱の肥やしになりそう。

2017-06-24追記:
ある方よりトランジスタ技術SPECIAL No.59 のものではないかとの情報をいただきました。
持っていなかったので国会図書館で確認したところ、読者へのモニタプレゼントとして300枚ほど配布されたもののようです。

参考文献・関連図書: 
吉田幸作(1997)『トランジスタ技術SPECIAL No.59 新世代Z80CPUで学ぶマイコン入門』CQ出版社.
関連項目: 

Comments

そういえば、川鉄のこの辺のデバイスの資料は昔一式さらってきてあって手元にある (但し、最新のサフィックスで一部不明なものはあるけど) んですけど、いります?

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