2016-12-09 18:38 — asano
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先日、大阪のデジットで買った時計用の4桁LEDのピンの調査をして見ました。
これがそのLED、SH2481 BYというのが型番と思われます。店頭には色違いがいくつか並んでいて「BY」の部分が異なっていたのでここが発光色を表しており、このBYは黄色です(実際試してもそうでした)。
店頭POPに「コロンは点灯しません」と書いてあり、本当か確かめるのも買った理由の一つなので、確かめていきましょう。
まずはネットに資料が無いか探してみようと「SH2481」で検索すると何故か女性用下着ばかりが出てきます。検索条件を変えてもなかなか見つからないので諦めて現物を調査することにします。
ひっくり返してみると12ピンであることがわかります。ここで嫌な予感がしてきます。1桁あたりのセグメントは小数点を含めて8、当然ダイナミック点灯だろうということで各桁のセグメントは共通になっていて、各セグメント用に8本必要になります。桁の選択用にも4本いるので、合計12本で、ありゃコロン抜きでピンが無くなってしまいます。中にデコーダでも内蔵していない限り、やはりコロンは点灯できなさそうです。
ここで電源を用意してICクリップのついたリード線と電流制限用の抵抗(近くにあった820Ω)を繋いで総当りで試していきます。電流は数mAしか流れないので破壊する心配はまずありません。
途中からはかなり想像できるようになります(普通は素直なマトリクスになっているはず)が、念のため確認しながら進めました。
結果を以下に示します。公式なピン番号の振り方がわからないので以下の表では便宜的に次のようにしています。表示が正しく読める向きで上から見て左下のピンを1としてそこから反時計回りに2,3,...とします。つまりDIPのICとおなじ方式です。
ピン | 信号 | ピン | 信号 |
---|---|---|---|
1 | カソード eセグメント | 12 | アノード 10時桁 |
2 | カソード dセグメント | 11 | カソード aセグメント |
3 | カソード dp(小数点)セグメント | 10 | カソード fセグメント |
4 | カソード cセグメント | 9 | アノード 1時桁 |
5 | カソード gセグメント | 8 | アノード 10分桁 |
6 | アノード 1分桁 | 7 | カソード bセグメント |
残念ながらPOP通り、コロンを点灯させることはやはりできませんでした。
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