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自作のデータセパレータ基板


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このところフロッピーディスクねたが続いておりますが、今回も懲りずにフロッピー関係です。

VFO基板
前にも書いたようにPC-8001mk2FDC8基板を挿してFD1165Aを繋いで使っていたわけですが、やはり8インチフロッピーは安くありませんし、使い勝手もあまりよくありません。そのうち5.25インチ2HDのドライブが安く手に入ったので併用することにしました。

ところがFDC8基板はドライブ側にデータセパレータがあることを前提にしています。それまで使っていたFD1165Aには付いていたので問題なかったのですが、入手した5.25インチのドライブには付いていません。そこで製作したのがこの基板です。

VFO基板 表面
左側の50ピンのコネクタがFDC8基板側、FDC8基板とFD1165Aを接続していたリボンケーブルの途中にコネクタを圧着して接続しました。そのためこの基板ではターミネートはしていません。データセパレータの出力はDRIVE SELECTが1~3で有効になるようにしてあり、0の場合はFD1165Aを使用できるようにしています。

右側の34ピンコネクタが5.25インチFDDを接続するためのものです。後に3.5インチのドライブも入手して最大で8インチ×1 + 5.25インチ×1 + 3.5インチ×2 の合計4台を接続していました。他にPC-80S31Kもあるので全部でフロッピードライブが6つ、8ビットパソコンでこれだけ繋いだ人も珍しいのではないかと思います。
ちなみにFD1165Aとこの34ピンコネクタの先のドライブで共通に使われている信号はここで分岐する形になってしまいます。正しくは74LS14か何かで受けて7438でドライブする(つまり中継する)のが正しいのでしょうが、面倒なのでそのまま接続されています。3.5インチや5.25インチドライブのターミネータは1kΩ程度にしているものが多く(本来は150Ω)そのまま接続しても大きな問題は無いと判断しました。実際使っていても特に問題もありませんでしたね。

基板上部のSED9420CがデータセパレータのICです。これは昨日のFM-7用FDCボードにも使われていたICです。
下のHD74LS14Pはレシーバに使っているシュミットトリガのインバータです。
左下のSN74LS00N NANDゲートとHD7407P オープンコレクタバッファはトランスミッタとして使用しています。ここは7438 オープンコレクタNANDゲートを使うのがセオリーなんですが、手持ちを活用しようとしたためこうなっています。

VFO基板 裏面
これは裏面、左上に出ている赤黒の線はもちろん電源で、スイッチング電源の端子に直接繋いでいました。
右上の何でしょう? 記憶にないです。

基板上部ではあちこちパターンが剥がれてしまっています。この基板がとても剥がれやすいというのもありますが、カットアンドトライの痕にも思えますね。ちょうどフィルタの時定数のあたりなので。

元旦からいつもどおりに書いてしまいました。今年もよろしくお願いいたします。

参考文献・関連図書: 
井芹陽一(1988)「PC-9801へのFDDの接続法と2DDから2HDへの改造」『トランジスタ技術SPECIAL No.11 フロッピ・ディスク・インターフェースのすべて』CQ出版社.
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