2017-11-23 22:32 — asano
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大昔のロジックICも出てきました。
Texas Instruments製のSN15836Nというものです。
今汎用ロジックのICというとTTLの74LS157とかCMOSの74HC04なんかの74シリーズばかりですが、昔はいろいろなシリーズがありました。その一つがこの830/930シリーズです。830が一般用で、動作温度範囲を拡大したのが930です。
TIでは既に番号が使われていたのか頭に「15」を追加しています。
その中でこの836は「Hex Inverter」です。他にはAND, NAND, OR, NOR, Ex-ORといった一般的なゲートやフリップフロップ・カウンタなどがそろっています。
マーキングが右側に寄っていますね。74シリーズも初期にはこんなのがありました。
「7336」とありますから1973年製です。
裏側にもマーキングがありました。残念ながら意味は不明です。
MotorolaのMC830/MC930シリーズのデータシートを見るとセラミックDIP・プラスチックDIP以外にメタル(円形のカン)やセラミックフラットも載っています。面白いのはパッケージによって機能が微妙に違うものがあることですね。
862を例にとると、DIP・フラットのものは「Triple 3-Input NAND Gate」ですが、メタルでは「Dual 2-Input NAND Gate plus Inverter」です。ピンが足りないので入力ピンを何本か省略しているわけです。
参考文献・関連図書:
MDTL MC930/MC830 Series Databook, 1968, Motorola.
関連項目:
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