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Century HP31 (分解編)


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いつものようにHP31も分解してみました。

基板 表側
上の方にあるU7 USS720EはUSB⇒IEEE-1284(パラレル)変換のデバイスです。右下にあるX2 12.059MHzの水晶はこれのクロック、資料によると12MHzとなっているのですが何故半端なものを使っているのでしょう?
すぐ下のU9 HT93C56はDevice Descriptor, Configuration Descriptorの定義用でしょう。

さらに下のU1 TUSB2040は4ポートのUSBハブのICです。やはり予想通り4ポートのうちの1つをパラレル用にしているのでしょう。かなり古いデバイスなのでFull-Speed(12Mbit/s)までの対応です。
これもDescriptor用のROMを外付けできるようですが、I2C接続なので上のHT93C56はこれ用ではなく上のUSS720Eのものと判断しました。

U2とU8はTPS7133Q、3.3Vのレギュレータです。

U3の2014は英字のプリフィックスが不明な上に西暦とも解釈できる数なので検索しにくかったのですが、TIのTPS2014ではないかと思います。

基板 裏側
裏側を見ると左右のUSB Bコネクタが並列に接続されているのがわかります。こういうのってUSBの設計ガイドラインに反するように思うのですが。

DIPのHT93C56がUSS720Eに接続されているのも確認できますね。

底面
前回、底面の写真を忘れていたのでここに載せておきます。

参考文献・関連図書: 
TUSB2040Aデータシート,Texas Instruments
USS-720データシート, Lucent Technologies
TPS7133データシート,Texas Instruments
『Designing a USB Power Distribution System Using the TPS2014 and TPS2015 Power Distribution Switches』,Texas Instruments

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