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オープンリールテープ


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父の書斎からはマイクロフィルム以外にオープンリールのオーディオテープも出てきました。

オープンリールテープ
あまり特定のメーカーのものを買うということは無かったようでバラバラのメーカーのものが混在していました。

大きさも異なっていますね。

TDK 表面
まずはTDKの箱の表面からです。

TDK 裏面
裏面にはメモが書けるようになっています。

「BASIC TAGALOG 2」と書かれていますね。私の生まれる前にフィリピンに数年間赴任していたはずなので、その時の語学(タガログ語はフィリピンの公用語の一つです)学習に使ったものではないかと思います。

下にはテープ速度ごとの録音時間がかかれています。速度を落とせば(音質も悪化するでしょう)かなりの長時間録音ができますね。

Double Trackの方が録音時間が長いのは往復と言うことでしょうか。折り返すときはリールを入れ替えてセットし直すのかな?

TDK リール
箱を開けるとこのようにリールが入っていました。

ソニー 表面
つづいてソニー製の箱の表面です。

右端に小さな字で「93m , 25 MICRON SPLICE FREE POLYESTER TYPE S-3」とあります。長さ93m、厚さ25µm、「SPLICE FREE」は継ぎ目が無いということなのかな。

ソニー 裏面
裏面には日付が記入されていました。50年以上前の録音のようです。

やはり録音時間の表があります。先ほどのDouble Trackはやはり往復という解釈で良さそうです。

1960年代末の物価で300円というのはどのくらいなのでしょう?

ソニー リール
TDKの箱はフタが分離していましたが、これのフタはつながっています。箱に入れたまま撮影しにくかったのでリールを取り出しました。

上部で青く見えているのはテープの先端です。毎回ここを持ってデッキにセットしなくてはなりません。

松下 表面
最後は松下のものです。

他の2つより一回り大きいです。

松下 裏面
裏面に記入されていた日付は上と同じでした。二重線で消されていますのでその後上書きしたものと思います。

やはり上部に録音時間の表があります。長さ違いのものが書かれていますが、「RT-4G」なので下の長いほうですね。箱が共通ということはリール径も同じはずで、ハブ(中心部分)の径が異なるのかテープの厚みが異なるのかいずれかでしょう。

「全幅」「半幅」「¼幅」とあるのはトラック幅かな。それぞれ1・2・4トラックと。

松下 リール
左上に飛び出ている巻き終わり、リーダー部分がほとんどありません。

中央の赤いのが巻き始めですね。カセットではハブにしっかり固定されていますがこれは摩擦だけです。指で押さえたまま数周巻けば良い筈です。外周までスリットが切ってあるのはこの作業のためです。他のメーカーのリールにも同様のスリットはありました。

これらを再生できるテープレコーダ探せば出てくるのかな。さすがにマイクロフィルムのリーダは無いと思いますが、こちらはもしかしたらどこかにあるのかもしれません。まぁ聞いて面白そうなものではなさそうですが。

人名や大学名が書かれていたのでインタビューか講演のようなものと思われます。

内容はともかく、もし発見できたら動かしてみたいものではあります。


コメント

ソニーのテープの箱の裏側に「SONY CORPORATION」と書かれていますが、SONYロゴと同じ書体でCORPORATIONと表記しているのは初めて見た気がする。

ナショナルのオープンリールのテープレコーダありますよ。いりませんか。
数年前に試した時は動作しましたが、改めて動作確認したいと思います。
そのナショナルのRT-4Gと兄弟でしょうか、RT-5Gというテープを持っています。

遅くなってすみません。

お持ちなんですね。
持っていると生前聞いたような記憶もかすかにあって探してみようと思ってはいるのですが...
RT-4GとRT-5Gはリールのサイズ(=長さ)違いではないかと思います。

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