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パーソナルなコンピュータの入力装置事情 (第4回: マウスとその仲間)


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今回はいよいよマウスです。

初めてマウスというものを触ったのは中学のときでした。当時、技術科準備室にあったPC-9801F2の純正オプションのPC-9871だったと思います。値段は約3万円くらいでした。マウス本体とCバスのインターフェイスボードのセットです。

まだN88 DISK BASIC(86)を使っていましたから使い道なんて無かったのに何で買ったのだろう...

OSのサポートも無く、アプリケーションが独自に対応しなくてはなりません。図を描くようなソフトウェアで無い限り対応していませんでした。

この頃のマウスは中にボールが入っていて、マウスを動かすとこのボールが転がってその動きを光学エンコーダで読み取る仕組みです。隙間からゴミが入って動きが悪くなるので時々ボールを取り出して中を掃除する必要がありました。

ボールの無い光学式マウスも登場した頃のものは現在のものとは異なり、縦横に特殊な線の印刷された専用のマウスパッドが必要でした。

センサにカメラを使い任意のパターンで移動を検知できるようになったのが現在主流の光学式マウスです。レーザー式などありますが基本原理は共通していると思います。

他にもジャイロセンサなどを利用して空中で操作できるものや、変わったマウスを発見で取り上げたものなど特殊な方式のものも存在しました。

インターフェイスもいろいろと変遷があります。

前述のPC-9801用では内蔵エンコーダの信号がそのまま出ています。移動方向も必要なのでX軸,Y軸それぞれ2本にボタンの信号・電源などがそのまま9ピンコネクタに接続されていました。実際に移動量をカウントするのはCバスのインターフェイスボードの仕事です。

機種を限定しないインターフェイスとしてはシリアルポートに接続するものもありました。メーカによってプロトコルが異なるので設定が面倒なのと、少ないシリアルポート占有されてしまうのが欠点です。

Macintoshではキーボードと一緒にADBで接続していました。

SunやNEWSといったワークステーション系もキーボードと同様に接続するものが多かったです。コネクタが共通なだけでキーボードとは別な信号線になっているものも多かったようですが。

PCでは初期はシリアルポートが一般的でしたが、PS/2ポートに移行していきました。

その他、ATARI仕様のジョイスティックコネクタに接続するタイプもあったようです。

その後 USBが普及するとほとんどがUSBに移行してしまいました。

また無線を使用するコードレスのものもあります。Bluetoothを使用するもの、USBポートにアダプタを挿して独自の通信を行うものがあります。

マウスと同様の目的のデバイスにトラックボールもあります。ボール式マウスを逆さにしてボールを大きくしたようなもので、手でボールを直接転がします。平らな場所が無くても使えるので、ノートパソコンに採用された例もあります。

ノートパソコン用ではThinkPadのトラックポイントや東芝Librettoのものなど各社さまざまなものがありました。


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