2020-05-24 23:26 — asano
カテゴリー:
8080と一緒に買ったロシアのUV-EPROMです。
ロシアの2764相当品です。デートコードは「9305」なので1993年でしょうか。
何が面白いのかというと、紫外線消去タイプのデバイスは紫外線照射用の窓をつける必要性からセラミックパッケージが必須と思っていました。そう書かれている文書もいくつも読んだことがあります。セラミックパッケージによるコストアップを嫌って中身はUV-EPROMと同じモノを使用しながらパッケージを安価なプラスチックにしたOTP(One-Time Programmable)ROMというものもあります。
それなのにこれはどう見ても窓のついたプラスチックパッケージです。
いったいどういう製法・構造なのでしょう?
21ピンと22ピンの間に何か見えていますね。同様のものが反対側の7ピンと8ピンの間にもあります。なにか窓と関係するのかな。
裏から見るとごく普通のプラスチックDIPにしか見えません。
もしこれ動作しなかったら切断して構造見よう、ということで動作確認です。
まずTL866AでブランクチェックしたところOKでした。それならということで書き込んでみるとこれもOKだったので、MUTIF09に搭載してみました。
ベリファイも通っていたので当然といえば当然ですが無事動作しました。
ちょうどUniversal Monitorの変更確認もあったので、消去して別バージョンの書き直しも試しましたがこれも問題ありません。
正常なのはありがたいのですが、生きているデバイスを破壊して調査するのは忍びないので構造調査ができなくなってしまいました。
追加で2764と2716(安かった)を取り寄せ中なのですが、コロナの影響なのかまだ到着しません。もうそろそろ2ヶ月になるんだけど...
コメントを追加