ディスプレイ・ビデオ
私のディスプレイ遍歴
「私の~遍歴」シリーズももう6回目です。
今回はディスプレイ、自宅でメインに使ってきたものたちを取り上げてみようと思います。
VGA 切替・分配器
これはVGAの切替・分配器です。私はもっぱら切替器として使っていました。キーボード・マウスも連動で切り替えられるものを入手してからはあまり使っていません。
入力はIN 1, IN 2の2系統、出力もOUT 1, OUT2の2系統です。中央のシーソースイッチによってIN 1あるいはIN 2のどちらかを選択し、選ばれた入力がOUT 1, OUT 2の両方に出力されます。IN 1⇒OUT 1, IN 2⇒OUT 2のようなことはできず、OUT 1とOUT 2には常に同じものが出力されます。
【コネクタ】 S端子
ビデオのS端子です。
ピン | 信号 | 備考 |
---|---|---|
1 | GND | Ground (Y) |
2 | GND | Ground (C) |
3 | Y | 輝度信号 |
4 | C | 色信号 |
日本のSケーブルのプラグはシールド部の突起が外側になっているので注意が必要です。
以下はそのS端子専用のコネクタで、3つの突起のうち1つが外側になっているものと対応するソケットです。
あぷこん
今回取り上げるのは「あぷこん」、コンポジットビデオやS端子からの映像をVGAモニタに映すためのアップスキャンコンバータです。
ゲーム機もDVD・BD等の映像機器もHDMIが普通になった現在、あまり使い道がなくなってしまいました。
機能はビデオ・S端子の入力からのスキャンコンバータとVGA入力との切替です。
底面にはラベルがありますが、VCCI・CE・FCCの安規関係とシリアルのみです。定格などはまったくありません。
Yamaha V9958
ヤマハのV9958です。E-VDP-IIとも呼ばれています。
このV9958はMSX2+に用いられたVDP (Video Display Processor)です。MSXに使用されたTIのTMS9918、MSX2に使われたヤマハのV9938に続くディスプレイ制御ICになります。
TMS9918は家庭用テレビに表示するための最小限のモノ、スプライト機能等がありますからゲームを志向していたのは間違いないでしょう。
V9938ではRGB出力やカラーバスが追加され、専用ディスプレイも視野に入ってきています。また簡単なものではありますが一種のアクセラレータ的な機能も付加されています。
V9958では部分的な改良にとどまっている印象です。テクニカルデータブックも差分しか書いていないというやる気の無さです。あとコンポジットビデオ出力やライトペンの機能が削除されてしまいました。
IO DATA GA-DVL2
輸入品なのが当たり前のPC拡張ボードにあって、珍しい国産のビデオボードです。
これはIO DATA製のGA-DVL2、VLバスのビデオボードです。確かVRAM容量は2MBだったと思います。
Hitachi HD46505 CRTC
いつ何のために買ったのか記憶に無いCRTCです。
日立のHD46505RP-2 CRTCです。このデバイスは日立がオリジナルで、後にモトローラからもMC6845の名前で発売されました。写真を見ると下にモトローラ風の型番HD68B45Pも記されています。
オリジナルメーカなのになんでこんな型番書いてあるのだろうと思うのですが、MC6800シリーズのセカンドソーサになっていたから同じファミリですよと強調するためなのでしょう。
ちなみに日立のHD4650X型番を持つデバイスにはこんなのがあったようです。
ディスプレイ (PC-98XA/XL)
PC-98XA/XLに使用されたディスプレイコネクタで、D-Sub 9ピンです。
モノクロディスプレイもカラーディスプレイもこの同じコネクタに接続しますが、当然ケーブルはそれぞれ専用のものが必要です。
【コネクタ】 モノクロモニタ (DIN 5ピン)
日本のパソコンで広く使われたモノクロモニタ用のコネクタです。