2020-07-26 23:58 — asano
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前にOTP品のTMP90P802APを内蔵ROMを切り離して外部メモリで実行できました。ならマスクROM品でもいけるだろうとこれ買ってみました。数ヶ月前ですが...
東芝のTMP90C840N-1351、1989年の日本製のようです。
DIPなのは良いのですが、64ピンのシュリンクDIPですのでユニバーサル基板で扱うにはちと難がありますね。サンハヤトからシュリンクDIPの周りに2.54mmのユニバーサルパターンの配置されたのがあるのでそれを使うつもりです。EMILY Board使うからそれで十分収まるでしょう。
マスクROMのこのTMP90C840の他にROM無しのTMP90C841というのもあります。そっちなら外部ROMで動くのは確実なのですが...
ちなみに「-1351」がマスクROMの内容を識別するための番号と思います。
裏面には「10」とある以外特に書くことはありません。
さて前に動かしたTMP90P802と較べてどうなのでしょう?
TMP90P802は外部メモリで動かすとほとんどのピンがメモリバスに使われてしまっていましたが、さすがにピン数が増えているだけあってI/Oピンも豊富とはいえませんが残ります。A/D変換やステッピングモータ用のポートも使えます。
アドレス空間も(プログラムの実行は先頭64kBでしかできませんが)64kBから1MBに拡張されています。組み込み系のプロセッサって大容量のプログラムメモリとワークエリア用の最小限のRAMというパターンが多い印象ですが、これは逆なんですよ。どういう使い道を想定していたのでしょうね。
もう一つ面白いのはシリアルのRxD,TxDが2組あること。といってもUARTが2チャンネルあるわけではなくどちらのピンを使うか切り替え式になっているのです。ピンが兼用になっている他の機能との兼ね合いというわけでもなさそうなので何でこうなっているのか謎です。
今EMILY Board用に作りかけているプロセッサボードが何枚かあるのでそれらが動いたら次はこれかなぁ。
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