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CE-125S(分解編)


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以前取り上げたCE-125Sですが、内蔵電池が心配になってまた取り出してきました。


そしたらなんと……

コネクタの左辺りがソフトケースに張り付いてしまっていました。

簡単に剥がれはしたのですが、ベタベタを取ろうと薄めた洗剤で拭いていたら塗装まで剥がれて汚くなってしまいました。

さて、前回は外観を見ただけでしたが電池の状況を見るためには開けなくてはなりません。とりあえず裏面のネジを外します。あとはツメで固定されていましたが軽く引っかけてあるだけのようで簡単に外せました。


NiCd電池は若干液漏れしていましたが、基板とは離して設置してあったおかげか基板の損傷は軽微なようです。

ポケコン本体へのコネクタは上カバー側(写真では下)にあります。リード線が基板に直接ハンダ付けされている箇所が多く切れそうで怖いです。実際1本切れてしまっていて接続先がわかりません。電源ラインのようなので後で追ってみようかな。


続いて基板をよく見てみましょう。

特徴的なのはリード部品を穴に通さずに実装している箇所が多いことです。DIPのICもピンの細くなっている部分から外側に曲げて表面実装しています。一体どういう意味があるんでしょう?

中央付近のSC6858Uがコントローラと思いますが詳細は不明です。

その上のLB1256は7回路のドライバとモータドライバです。多くの線がプリンタのヘッドへ配線されているようなのでサーマルヘッドのドライバと思われます。このプリンタのモータは1つ(ロール紙と印字ヘッドの間のHME1601)のようなので、おそらくヘッドの移動と紙送りをまとめて行なっているはずです。

右下の方にあるD4528BCはμPD4528BC Dual Monostable Multivibrator、左下の5218はM5218オペアンプと思います。これらはカセット関係かな。

基板の裏側も見てみたいところですが、ケースとの隙間的に大した部品は無さそうなのと、線をかなり外す必要がありそうなのでやめておきます。電池はもう使えないだろうし付けておくと被害が拡大しそうなので外しておこうと思います。

参考文献・関連図書: 
LB1256データシート, N886F, Sanyo.
関連項目: 

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